怒濤の2011年。映像制作ツールのトレンドは何だったのか?
年の瀬である。今年も昨年に引き続き、今年注目された映像制作界に影響を与えた優秀製品、新たな可能性を感じさせてくれるテクノロジーやソリューションサービス、そして次の未来を見せてくれるようなトピックスについて、PRONEWS独自の視点から選んでいこうと思う。
2011は怒濤の年だったとも言えるだろう。多くの製品やサービスのリリースはあったが、日本近代史上最大の惨事となってしまった3.11東日本大震災は、映像業界にも多大な被害をもたらした。誰も想像出来なかった最悪の事態だったが、9ヶ月目にあたる現在12月は、映像業界も復興によって無事こうやってPRONEWS AWARDで各部門ごとの賞をノミネートできる所まで回復したと言える。この復興は、今後も日本の技術力がさらに世界から評価される良い機会だと考えたい。
今年も昨年と同様にPRONEWS AWARDでは、プロ映像業界における制作機器・ソフトウェア・ソリューション・サービスを対象にして、各部門のノミネート製品を選出する。各部門の設定だが、今年の傾向として、これまでのジャンルには収まりきらない製品も多数出て来ている。アマチュアのマーケットにあるが十分プロフェッショナルが使用できるというノーバンダリーだったりカテゴライズ不可能!という製品群も多くなってきた。
そこで今年は、5部門を設定。「カメラ部門」に、ノンリニア編集システムやカラーグレーディングといったソフトウエア系をまとめた「ファイルベース・ソリューション部門」。広義になってしまうが、映像関連の周辺機器として「周辺機器部門」、収録スタイルが多様化した事と、音に関しても避けて通れなくなったことから「オーディオ部門」、そして映像制作新領域を再考する 「プロスーマ・ネクストソリューション部門」を設けた。この計5部門ごとに各ゴールド賞シルバー賞を今週から順次発表!そして全部門からPRONEWS AWARD大賞を選出して12月21日(予定)に表彰する。みなさんも2011年を振り返り、各部門を予想していただきたい。
大賞は12/21のPRONEWS Loungeで発表!