熱気に包まれるCP+会場から
12日まで開催のCP+は、昨年に比べても圧倒的に人が多い。開催3日目にもなると来場者は落ち着くはずだが、どこに行っても黒山の人だかりである。その理由は様々考えられるが、CP+が元々カメラショーと用品ショーなどが一体になったイベントということもあり、双眼鏡、天体望遠鏡、測定機器などの出展のほか、バッグなどのアクセサリー関係の出展も多数ある。今回はレンズなどカメラ周辺を中心に取り上げてみた。
キヤノンEFレンズEF24mm F2.8 IS USM、EF28mm F2.8 IS USM。いずれも広角レンズとして初めて手ぶれ補正機能が搭載されている。同時期に大口径標準ズームレンズEF24-70mm F2.8L II USMも出展された。発売は4月から6月にかけて順次行う予定。
ソニー大口径超望遠レンズ500mm F4 G SSM。Gレンズシリーズのうちもっとも焦点距離の長いモデルで、ナノARコーティングを新採用することで内面反射によるフレアやゴーストを抑え、クリアな画質を実現している。2月から受注を開始し発売は5月中旬から。
コシナ フォクトレンダー COLOR-SKOPAR 20mmF3.5 SLⅡN Aspherical。キヤノンEFマウントとニコンFマウントの2モデル
ケンコー・トキナーPRO ND100000。太陽撮影用として開発された露出倍数100000倍のNDフィルター。76/100mm角型のほか52/58/77/82mmの丸型が3月中旬から発売になる。5月21日に九州地方から関東付近にかけて金環日食があることからこうした用途として最適。
ケンコー・トキナーバリアブルNDX。ND2.5~ND1000相当まで連続して光量を可変することができるNDフィルター。偏光膜を利用して濃度可変するもので、4枚のフィルターを組み合わせた構造になっている。77mmと82mmの2サイズが用意されている。
トダ精光DIGITAL KING XL-1。強力なマグネットと金属リングを使用しフィルターネジのないカメラでも簡単に着脱可能な0.6倍コンバージョンレンズ。大口径レンズを搭載したコンパクトデジカメに対応したモデル。
中国KIPON社の各種マウントアダプター。ニコンFマウントやキヤノンのEFマウントなどスチルカメラ用のほか、ソニーPMW-F3にニコンやキヤノンなどのレンズを装着するアダプターなどもラインナップされている。
芝川製作所LEDフラッシュ(試作品)。レンズ部分を回転することで広角と望遠を切り替えることが可能。連続点灯も可能なので、デジカメのムービー撮影にも対応できる。
ジッツオのシステマティックカーボン三脚の16モデルがリニューアルされた。脚付け根部分の形状が変更になり、軽量化が図られるとともにより堅牢になったほか、ストラップ取り付け用のフックの新設や小型軽量カメラにも対応できるよう脚の経が細いタイプがラインナップに加わった。オプションのビデオアダプターを装着することでビデオ用のボールヘッドの搭載が可能。
平和精機工業アクセサリーサポートキットAS-7K。小型モニターやレコーダーなどをカメラのアクセサリープレートや三脚ヘッドに装着可能なアクセサリー。ボールヘッドになっており、角度などが自由に設定可能。
SD Association 。UHS-Ⅰにより104MB/秒のBusスピードを実現していたが、312MB/秒のUHS-Ⅱ規格が決まり更なる高速化に対応。SDHC/SDXCやmicroSDHC/SDXCメモリーの高速化が期待される。