Aコースは、最新のデジタルシネマ関連製品とその周辺テクノロジーを中心に巡るコース。いまや最新のデジタルシネマ技術・製品は、映像制作の先端技術を牽引役として、業界全体にとっても重要なポジションとして位置づけられる。これまでのビデオ制作とは異なる、一つ上のステージでの制作が普及し、特に今年はRAWやLOGでの収録とカラーグレーディングという制作ワークフローが一気に浸透した。そして今年のトレンドは「4K」。 いよいよHDスタンダードから、4K(QFHDを含む)サイズのコンテンツ制作を具現化するための新たなテクノロジーが登場。またオンセット(収録現場)での編集・グレーディング、DIT(Digital Image Technician)関連のデータマネジメント製品など、新しい制作スタイルに対応する製品群にも注目が集まりそうだ。

さらに編集・合成のソフトウエアでも、より効率的かつ汎用性の高い製品が登場。これまで利用範囲が限られていたハイエンドシステムのデスクトップ対応など、ポストプロダクションでも新しい制作スタイルが模索されている。

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1 テクニカルファーム (ブース#5311)
EFレンズマニュアル加工製品など
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常に現場での運用を考え、メーカー純正品では補えない撮影周りの利便性を追求した周辺機材を制作している老舗の撮影サポート&サービス会社。キヤノンの放送・業務用レンズの修理認定ショップでもあり、特にレンズ周辺の特注機器やオリジナルサポート製品を数多く製作している。EFレンズのマニュアル加工製品や最新の各種アクセサリーなどに注目。
2 フォトロン (ブース#5409)
Avid Interplay Production他
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今夏にIMAGICAデジックス社(現・デジックス映像事業本部)と合併後初出展となり、ソリューション拡大を目指すフォトロン。Avid Interplay Productionを核に、EVS社、DVS社、Vizrt社製品を中心としたインテグレーションや最新ワークフローなどを展示。また、カラーグレーディングシステム「DaVinci Resolve」と「Nucoda FilmMaster」、デジタルマスタリング&リストレーションシステム「Phoenix」によるコラボレーションやSIGNIANT社製品を中心としたファイルベースシステム構築の鍵となる製品群を出展。
3 オートデスク (ブース#5616)
Autodesk Smoke 2013
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デスクトップでのオンライン編集&フィニッシングシステムの最新ソリューションとして注目を集める「Autodesk Smoke 2013」正式リリース(12月予定)を間近に控えるオートデスク。編集、合成、グレーディングまでのフィニッシングを1つのソフトウェアパッケージとしてコンプリートした「Autodesk Smoke 2013」がワンストップポストの次世代スタンダードと成りうるかに注目。
4 西華デジタルイメージ (ブース#6316)
On-Set Dailies他
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事業部の会社独立後初の単独出展。オンセットシステムの世界的スタンダード、colorfront社のオンセット用ファイル変換ソフトウェア「On-Set Dailies」「On-Set Express」の正規代理店となり国内初展示。またARRI「ALEXA」やCanon「EOS C500」に対応する4K/2Kデジタルシネマレコーダー、英codex Digital社「ONBOAD S RECORDER」、韓国Cineroid社のEVFなど、デジタルシネマ関連の周辺機器を多数展示。
5 ソニー / ソニービジネスソリューション (ブース#6211)
F65、SRMASTER他
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8Kセンサー搭載のフラッグシップカメラ「F65」と、SRMASTERでデジタルシネマ・ソリューションを展開するソニーは、新製品 PMW-F55/PMW-F5を出品予定。複雑化する制作ワークフローに対してより簡便で完結したシステムを提供するソニー独自のソリューションを展開。またオンセットシステムとの連携による4Kワークフローの展示など、より具体的かつ実用的なシステム展示を展開。
6 朋栄 (ブース#6507)
FT-ONE 他
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今夏に発表された世界初4Kハイスピードカメラ「FT-ONE」は、新開発のフル4K解像度/高感度グローバルシャッター方式CMOSカラーセンサ「FT1-CMOS」を搭載し、フル4K (4096×2160ピクセル) 解像度で、秒間最大900コマまでのスーパースロー撮影を実現。標準搭載される内部メモリへ、4Kフル解像度かつ900コマ/秒で最大9.4秒の記録(RAWデータ)が可能。ブースではスーパースロー映像上映専用の4Kシアターを設置。
7 富士フイルム (ブース#6506)
Image Processing System IS-100 他
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シネマレンズシリーズ「35mm PLマウントズームレンズ」を始めとするシネレンズ製品に注目。今年7月に北米で発売開始された、映画、テレビ、CMの撮影現場で高精度な色管理を可能にする、デジタル映像撮影現場向け色管理システム、Image Processing System(イメージプロセッシングシステム) IS-100」も国内初出展予定。
8 カールツァイス / ナックイメージテクノロジー (ブース#7208)
ALEXA 他
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いまやデジタルシネマカメラの世界的スタンダードとなっているALEXAシリーズはラインナップも拡充。またツァイスレンズでは話題のコンパクトプライムレンズ「CP.2」とコンパクトズームレンズ「CZ.2」の新ラインナップが拡張。さらにARRIの撮影サポートシステムであるHDシネスタイルアクセサリーシリーズは、堅牢性、操作性など世界のプロフェッショナルからも支持されている。
9 キヤノン / キヤノンマーケティングジャパン (ブース#8218)
EOS C500 他
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昨年発表した新たなデジタルシネマカメラシリーズ「CINEMA EOS SYSTEM」が世界中で大ヒット。今年はその威勢を継続し、今年の出展社中最大のブース面積で拡大出展。話題のフラッグシップ4Kカメラ「EOS C500」、AVCHD対応のシネマカメラ「EOS C100」、DSLRタイプの最高峰「EOS-1D C」など、国内での実機初展示製品が一堂に展示される予定。また「4K Ready」を自称するEFシネマレンズの新ラインナップにも注目。
10 アスク (ブース#8407)
Ki Pro、QTAKE HD他
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AJA Video Systemsのレコーダー製品「Ki Proファミリー」や最新の各種コネクト製品を中心に展示。その他、IN2CORE社のビデオアシストソフトウェア「QTAKE HD」、GB Labs社のネットワークストレージソリューション「SPACE」、Square Box Systems社のアセットマネジメントシステム「CatDV」など、デジタルシネマワークフローをより効率化する製品群を展示。(同社ブース外での展示含む)

イントロ [Inter BEE 2012の歩き方] Bコース
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