Bコースは、これから映像業界を目指す学生や、映像業界にそれほど詳しくない一般の人向けにお勧めしたいコースだ。映像業界は報道カメラマンや中継カメラマン、番組編集マン、サウンドエンジニア、ビデオエンジニアといった職種の人たちが普段使っている定番メーカーの機材を見たり体験することに重点を置いている。映像業界に入れば他の部署の人たちがどういった機材を使用して作業をしているのかを知ることが大事。特に少人数のプロダクションになるとできるだけ部署の垣根を超えた知識が必要だ。学生の人たちはこのコースで機材や技術のトレンドといったところを学んでほしい。映像業界でない人ならば、映像がどのような機材によって制作されているのかを見たり、最先端の3D映像や4K、バーチャルスタジオといったもの体験して楽しんでほしい。

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1 ヒビノ/ヒビノインターサウンド/スチューダー・ジャパン-ブロードキャスト (ブース#4308)
JBL PROFESSIONAL、DiGiCo、Studer他
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プロオーディオ部門に最大規模で出展しているヒビノの3社共同出展ブースで、デジタルミキシングコンソールやマイクロホン、スピーカーを見てみよう。ヒビノからは世界有数のスピーカーシステムメーカーの「JBL PROFESSIONAL」、ミキシングコンソールの名門メーカとして有名な「Soundcraft」、ヒビノインターサウンドからは世界中のエンジニアから高い評価を獲得している「DiGiCo」、スチューダー・ジャパン−ブロードキャストからは放送用ミキシングコンソールで有名な「STUDER」といった高性能で優れた業務用音響製品がまとめてチェック可能だ。
2 アストロデザイン (ブース#5410)
4K解像度高精細カメラ、4K液晶モニタ、3G-SDI/4K対応フレームメモリボード他
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注目はHDTVの16倍の画素数を持つスーパーハイビジョンの上映だ。圧倒的な解像度の映像を実際に自分の目で見てほしい。23.8Gbpsのスーパーハイビジョン信号を非圧縮で記録再生可能なスーパーハイビジョン用ハードディスクレコーダなども要チェック。また、今話題のCINEMA EOS C500に対応したポータブル4K非圧縮 SSDレコーダ「HR-7510」や4K LIVE中継用のカメラとして使用するためのカメラコントロールユニット「HB-7513」、このほかにも10Bit対応 液晶パネル採用した4K液晶モニタラインナップも注目だろう。
3 ソニー / ソニービジネスソリューション (ブース#6211)
4Kカメラ、デジタルシネマカメラ他
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シネマカメラや次世代の映像制作ソリューションを見てみよう。高画質なCineAlta 4Kカメラ「F65」などの最新4Kカメラの展示だけでなく、オートデスクをはじめとする17社のメーカーがF65も採用する記録フォーマット「SRMASTERフォーマット」に対応するなど、4K高画質コンテンツ制作環境の現状などにも注目したい。また、ネットワークや新しいアーカイブシステムといったソニーならではの次々と変化する映像制作ソリューションの展示も注目だ。
4 リーダー電子 (ブース#6210)
試験信号発生器、測定器他
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電気計測器専門メーカーのリーダー電子で、3Dアシストやラウドネスオーディオモニター、波形モニター、ベクトルスコープといったさまざまな計測器を見てみよう。新製品ではラウドネス対応のオーディオモニター「LV 5838」などが展示されるだろう。3Dの立体視効果を評価する「3Dアシスト」や、輝度レベル、RGBレベル、相対露出のいずれかを数値表示する「シネライト」、輝度レベルに応じて色別けする「シネゾーン」などのデモも必見だ。
5 銀一 (ブース#6208)
スタジオ照明機器、設備、撮像装置、ステディカム他
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カメラスタビライザーの代名詞的存在「Steadicam」の実機を見てみよう。専用のベストやアームを使って歩きながらもぶれない映像を撮ることができる定番のスタビライザーで、実機が体験できる機会が用意されているならチャレンジしてみてもいいだろう。昨年はデモンストレーターが撮っているリアルタイム映像をブース内の大型ディスプレイにワイヤレストランスミッターで伝送するデモが面白かったが、今年も出展されていたらこちらも注目だ。
6 平和精機工業 (ブース#6501)
ジブアーム、リモート雲台、三脚他
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Libecブランドでお馴染み、映像制作の要となる三脚を製造する国内メーカー。伸縮機能を搭載したジブアーム「SWIFT JIB50Kit」やリモートヘッド「REMO30」、ビデオ三脚「RS」などの注目製品が実践的な形で出展される。特にジブアームなどの特機はなかなかお目にかかる機会も少ないので、体験するには絶好のチャンスだ。新製品も展示予定とのことなので、大いに注目したい。
7 昭特製作所 / レントアクト昭特 (ブース#7207)
ペデスタル、三脚、雲台、クレーン他
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重量のある放送用スタジオカメラを自由自在に動かすペデスタルやクレーン、レールの展示を見てみよう。昭特製作所といえばTV番組のスタジオでカメラをドリーさせるペデスタルだ。毎年実際に体験できるようになっているので、もし今年も体験できるようになっているならば動かしてみよう。そのほかには、カメラやリモコン雲台を搭載して直線10mのレールを走行可能なリモートレールトラックシステムやステディカム用のセグウェイを使ったムービングドリー、ワンマンオペレートのできる大型クレーンといった展示も注目だ。
8 パナソニック / パナソニック システムソリューションズ ジャパン (ブース#7308)
HDTVシステム、スタジオカメラ、3Dカメラ他
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パナソニックで3D映像や3D機器を見てみよう。ブースでは次世代の放送、業務用映像制作機器が中心になることが予想される。新製品ではAVCHDハンドヘルドカメラレコーダー「AG-AC90」や放送業務用スタジオハンディカメラ「AK-HC3800」、P2HDメモリーカードカメラレコーダー「AG-HPX600」などの新製品が目玉になると思われる。おそらくオリンピック史上初の3D放送を実現させた一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DP1」などの3D機器の展示や映像も展示されるだろう。3Dのその場にいるような臨場感溢れる映像をぜひ楽しんでほしい。
9 ノビテック (ブース#7515)
Vision Research「Phantom」シリーズ他
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CM、PV、映画、スポーツ中継などでスーパースローを実現するハイスピードカメラを見てみよう。ハイスピードカメラの展示の中でも注目は今年は初めて展示される小型軽量を実現したハイスピードカメラ「Phantom Miro LC320S」だ。バッテリー内蔵でコントロール用のコンピュータも不要なのが特徴で、1280×800ピクセルで3200コマ/秒、最高で65万コマ/秒の高速度撮影が可能になっている。そのほかにも従来からリリースされているフルHDの1920×1080ピクセルで2500コマ/秒の高速度撮影を実現する「Phantom FLEX」や400万画素の2560×1600ピクセルで最高1450コマ/秒を実現する「Phantom V641」も要チェックだ。
10 ディストーム (ブース#8216)
NewTek「TriCaster」シリーズ他
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ディストームは、毎年実写の人にCGの背景をリアルタイムに合成するバーチャルスタジオシステムのデモを行っている。ゲストや司会者はスペースの限られたグリーンバックブースで撮影されるが、配信される際には豪華なスタジオに置き換えられるという映像制作の実演で、今年もこのデモが行われるならば注目だ。マルチ入力HDライブストリーミングシステム「TriCaster」シリーズを使ったデモで、番組制作からライブストリーミング映像配信、高度なバーチャルセットのリアルタイム合成機能といった機能がすべてワンパッケージになっているのが特徴だ。
11 アドビシステムズ (ブース#8517)
Adobe Creative Suite 6、Adobe Creative Cloud他
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注目は64ビット対応の動画編集ソフト「Premiere Pro」や「After Effects」だ。一眼レフカメラの動画撮影機能で撮影されたファイルやRAWファイル形式をネイティブのままリアルタイムに作業できる様子を見てほしい。ブース内のメインステージでは、CS6ファイルベースワークフローやCS6 4K制作ワークフロー、After Effects CS6新機能などの紹介、CS6 User’s Talk、毎日日替わりでゲストを迎える「Adobe 映像塾特別編」が行われる。デモコーナーではNVIDIA Maximus環境を搭載したHP最新ワークステーションZ820が展示される予定だ。

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