季節到来!
1年はあっという間にやってくる。気づけば、映像関係者には見逃せない「Inter BEE 2013」 (#interbee) 開催の季節である。今年は11月13日より3日間、例年通り幕張メッセで開催される。映像に関わる人間にとっては、1年に一度のお祭りだ。もちろんPRONEWSは今年も InterBEEを盛り上げるべく、会期中の3日間は、盛りだくさんでお送りする。余すところなくレポートしていくので期待してもらいたい(詳しくは特設サイトを!)。
振り返ってみると、2013年は、2020年の東京オリンピック開催決定で、4Kや8K需要が後押しされた年だった事は言うまでもない。総務省方針では、4K放送を来夏から開始し、8K試験放送も前倒しで2016年から始めるという。先日まで開催されていたTIFF(東京国際映画祭)では、8Kのスクリーニングが開催され非常に好評だったと聞く。 一足飛びに映像の未来が現実味を帯びてやってきた。もちろん新技術に諸手をあげて礼賛する訳ではない。機材やワークフローそして知見など様々な課題がある事も周知の通りだ。長いようで短いと思われるこの7年。2020年の映像世界はどのように進化を遂げて行くのだろうか?その一歩を知るためにも、今年のInterBEEは、見逃せないのだ。
このような状況を受け、引き続き今年のテーマもHigh Resolutionと言える。PRONEWSでも高解像度な映像制作を可能にするテクノロジーや製品の話を中心に扱ってきた。4Kを標榜するデジタルシネマを始め、ブロードキャストでも4K Ultra HD放送、そして将来の8K放送と、これらの流れ受け産み落とされたカメラやプロダクト動向が注目される事は必至だ。この現実を目の当たりにするのがInter BEE 2013の会場であると言える。情報解禁日までアップデートを続けるつもりだが、今年はどうやら現地での発表も多く控えているらしい。実際にブースを巡れば分かるかと思うが、4Kにまつわるソリューションが目白押しだろう。
最小限の力で最大の効果をもたらす“Inter BEE 2013の歩き方”をご用意!
そこで今回も、「Inter BEE 2013の歩き方」と銘打ち、目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られるInter BEE 2013ガイドをお送りする。歩き方は、5コース用意。Inter BEE 2013会場内で新製品や最新ソリューションを効果的に見て回れるように、各コースにつき見逃せない約10ブースをピックアップ。限られた時間しか会場を見て回れないという人が2~3時間で回り切ることができるブース数を想定したラインナップだ。さらに今年もWeb特集限定で、PRONEWSコラムでもお馴染みの江夏氏に特別コース「Fコース」を作ってもらった。自分の業務分野以外ではあるけれども、現在の最新機器・ソリューション動向をさらっと見ておきたいといった時にも、十分応えられるコースを用意した。
今回の基本5コースを参考にしてもらえれば、もう今年のInterBEEを掌握したも同然。これでInterBEE2013を全方向位で捉えられる。ブースや情報が正式確定後、スマートフォンやタブレットでも使用可能なPDF版オリジナルマップも開催直前に公開するので楽しみにしてほしい。もちろん会期中は幕張メッセ内にて大量配布予定だ。
InterBEE2013開幕!会場で配布しています。詳しくは下記のバナーをクリックしてください。
- Aコース: シネマ&ブロードキャスト2013-新映像時代探訪-
Aコースは、ブロードキャスト関連製品、およびデジタルシネマ関連製品とその周辺テクノロジーを中心に巡るコース。デジタルシネマに加え、オリンピックでの高解像度放送など、InterBEE自体も従来のブロードキャスト色が再加熱する現在を追う。- Bコース: はじめてのInterBEE-初心者向け解説-
Bコースは、映像のことに詳しくない一般の人向けにオススメ。今年は、4Kや8Kといった次世代放送関連の展示が多く、いち早く最新の映像制作環境などを体験できるブースを中心に紹介。映像業界を俯瞰して見られるコースだ。- Cコース: プロスーマ・ネクストソリューション-新時代の映像制作を考える-
Cコースは、プロスーマ(業務系ビデオ制作)の世界をサポートする製品群を中心に巡る。業務用でありながら映像制作初心者が求めやすく、これからの映像業界に新たな市場を作り出すヒントを探る。- Dコース: 映像の入り口「カメラ」を極める-カメラ最新事情-
Dコースは、 4K、8Kへと進化し多様化するカメラのトレンドを押さえるコースだ。カメラやレンズ、周辺機器の充実により、ビデオの撮影スタイルも変わりつつある事がカメラを通して体感できる。- Eコース: 音を巡る旅-押さえておくべき音の世界-
Eコースは、多岐にわたる「音」に関するコース。音の入口であるマイクロホンと出口のスピーカーに注目し、この分野の製品を俯瞰していく。- Fコース: 来るべきHigh Resolutionの世界-手に届く最新技術を-
4Kやハイスピードといった映像を、多くの人が手にできるような技術を通して、今年のキーワードでもあるHigh Resolutionを体感できるコース。