360°全天球動画
RICOH THETA Vで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
NHKブースレポート
すでにCS放送やケーブルテレビ、IPTVによる4K実用放送が開始されており、2016年8月にはBSでも4K/8K試験放送が始まっている。さらに今年の12月からは新たな4K/8K衛星放送がスタートする予定となっており、民間の4Kに対しNHKはその先の8Kに力を入れている。
というのも、総務省のロードマップでは、2020年の東京オリンピックまでに4K/8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K/8K番組を楽しんでいることを目標としており、NHKがその牽引役となっているためだ。
8Kのカメラは世代を重ねており、アストロデザインやソニー、シャープ、朋栄などが現行のHDと同等の運用性を備えたカメラを発表しており、ハンディからスタジオ中継用さらにはハイスピードなども対応できるようになっている。
毎年恒例となっている8Kシアターは、いつも行列ができるほどの人気がある。今年は北米イエローストーンやロシアのバレエ団マリインスキーによるバレーくるみ割り人形などをHDR撮影した最新コンテンツを上映
今回NHKでは、HDR(High Dynamic Range)で撮影した8Kの最新コンテンツ上映や、8K/240Hz単板カメラ、4倍速スローモーションシステム、8Kディスプレイによる高精細VRシステムなどを出展した。
ディスプレイサイズやスピーカー構成の異なる3種類の8K再生システムにより、8Kの視聴スタイルを紹介
新開発の8K IP伝送装置。8Kの映像や音声などの番組素材をIPで有線伝送できる装置を開発
現場の映像を高精細な画質を維持したまま低遅延で伝送可能。双方向通信が可能なので現場にスタッフがいなくても放送局内でリモートミキシングするなど、新しい制作スタイルの実現が期待される
IP伝送は10Gb/sのイーサネット。写真はそのスイッチングハブやトラフィックなどを測定する計測機器
IP伝送時の画質や遅延などが一目でわかるように画面を送信前と後に2つに分けて表示
8K/240Hz単板カメラと4倍速スローモーションシステム。スポーツなど動きの速い被写体でも動きぼやけの少ない映像で撮影することが可能
スローモーション用8Kハイスピードカメラ
MMT配信技術によるマルチビュー。8K試験放送にも採用されている配信技術MMT(MPEG Media Transport)を用いたマルチビューサービスの紹介。テレビの放送番組と同期した複数の映像を⼿元のタブレットで見ることができる
8Kディスプレイによる高精細VR。これまでのVRシステムに比べ8Kという高精細ディスプレイを採用することでより没⼊感のあるVR映像を実現
アームに搭載された8KのOLEDディスプレイで臨場感のあるVRを体験できる