AOI+Tree+HIBINOメイン写真

キャスト:笠松将、佐々木美緒

AOI Pro. 、TREE Digital Studio、ヒビノが協働し、高精細LEDディスプレイを用いたバーチャルプロダクション技術「インカメラVFX」を使用してマルチアーティスト・Vaundyの新曲「泣き地蔵」のミュージックビデオの撮影を行い、2021年10月19日に公開した。

監督は、最近様々なアーティストのMVを手掛けて注目を集めている21歳の新鋭MIZUNO CABBAGE氏。その独自の世界観を、AOI Pro.、TREE Digital Studio、ヒビノがバーチャルプロダクションでどのように実現したのか?インカメラVFXを使った「泣き地蔵」の撮影現場取材と、バーチャルプロダクションを使ったスタッフ達の感想を聞くことができたので紹介しよう。

Vaundy(バウンディ)|プロフィール
現役大学生 21歳。作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像もディレクション、セルフプロデュースするマルチアーティスト。2019年春頃からYouTubeに楽曲を投稿し始め活動を開始。「東京フラッシュ」「不可幸力」など、耳に残るメロディーに幅広いジャンルの楽曲を発表すると瞬く間にSNSで話題に。日本テレビ「バズリズム02」"今年コレがバズるぞ!BEST10"1位を取得、現在YouTube、サブスクリプショントータル再生数が10億回を突破するなど、サブスク令和時代の象徴的な存在として注目を集める。
これまでに開催したライブは全て即完。アーティストからの注目度も高く、コラボレーションにも積極的に取り組む。その波は海を越え、LAUVからオファーを受けグローバルリミックスアルバムへ参加、グローバルチームにて制作された「不可幸力(Global Dance Video)」が世界的なカルチャーサイトNownessにピックアップされるなど、国内外での活動も積極的に行う。
リリース楽曲は長期にわたりチャートイン。CM、ドラマなど各方面で、タイアップ曲に多数起用されている。耳を捕らえ一聴で癖になる天性の声と、破格の才能を感じさせるジャンルに囚われない幅広い楽曲センスで、ティーンを中心にファンダムを急速に拡大中。

■スタッフ
AOI Pro. エグゼクティブプロデューサー: 山田博之、鈴木佳之 プロデューサー: 芝村至、重信弓月 ビジネスプロデューサー: 平岡淳也 プロダクションマネージャー: 小山田将大、城戸尚子、小野遥香 メイキング: 川本真大
TREE Digital Studio バーチャルプロダクションスーパーバイザー: 平嶋将成 Unrealアーティスト: LUOMENG YUAN Unrealエンジニア: 根岸雅人 CGプロデューサー: 山田悠生、石ヶ谷宜昭 スタジオスタッフ: Media Garden 撮影チーフ: 古賀達朗 撮影サード: 村中海斗 オンライン: 吉田宙矢  MA: 奥村宏貴
ヒビノ エグゼクティブプロデューサー: 芋川淳一 コーディネーター: 菊地茂則 In Camera VFXコーディネーター: 瀧田稔久 Unrealオペレーター: 渡邉真之輔 disguiseオペレーター: 武田優子 RedSpyエンジニア: 内藤孝寛 ビデオエンジニア: 小林立幸 LEDエンジニア: 加藤慎二郎

クリエイティブディレクター: Vaundy 監督: MIZUNO CABBAGE 助監督: 吉原通克 キャスト: 笠松将、佐々木美緒 スタイリスト: 佐藤純志 ヘアメイク: スズキミナコ、ナリタミサト 特殊メイク: 快歩 コレオグラファー: 吉開菜央、横山彰乃 カメラマン: 小針亮馬 撮影セカンド: 永田裕資 特機: 渡邉拓也 DIT: 山口武志 照明技師: 西ケ谷弘樹 照明チーフ: 井出亘 美術デザイナー: 秋葉悦子 仕掛け: 岸浦敏雄 ワイヤーアクション: 小池達朗 キャスティング: 石垣光代 グレーディング: 井口美音

Vol.01 VaundyのMV「泣き地蔵」をインカメラVFX撮影。AOI Pro.、TREE Digital Studio、ヒビノ、共同で実現した撮影現場レポート

AOI Pro.制作で、今年最注目株のアーティストVaundyの新曲「泣き地蔵」のMV制作を、LEDディスプレイを使用したインカメラVFXシステムで撮影すると聞きつけ、取材に伺わせてもらった。


Vol.02 Vaundyの新曲MVを制作したAOI Pro.+ヒビノ+TREE Digital Studioの3社に撮影現場で聞く

Vaundyの新曲「泣き地蔵」のMVは、AOI Pro.が中心となって現場を進め、LEDやシステムの設営、キャリブレーション技術はヒビノ、CG制作はTREE Digital Studioの3社合同で実現した映像作品だ。なぜ3社合同で実現することになったのか?ビジネスや将来のこと、現場の感想も含めて、撮影現場で話を聞いた。

■インタビュー
AOI Pro.:平岡淳也氏(ビジネスプロデューサー)
ヒビノ:芋川淳一氏(エグゼクティブプロデューサー)
ヒビノ:菊地茂則氏(コーディネーター)
TREE Digital Studio(REALIZE):平嶋将成氏(バーチャルプロダクションスーパーバイザー)
TREE Digital Studio(LUDENS):LUOMENG YUAN氏(Unrealアーティスト)
AOI Pro.:芝村至氏(プロデューサー)


Vol.03 バーチャルプロダクションを体験して:監督MIZUNO CABBAGE氏インタビュー

今回のミュージックビデオの監督には、弱冠21歳の映像監督でありCGアーティストのMIZUNO CABBAGE氏を起用。 MIZUNO氏はバーチャルプロダクションで何を狙い、何を思ったのか?本作で3作目となるVaundyのMV制作について振り返っていただいた。

■インタビュー
MIZUNO CABBAGE氏(監督)

Vol.04 バーチャルプロダクションを体験して:AOI Pro.プロデューサーインタビュー。表現の幅を広げるツールとして可能性大のソリューション

今回は、AOI Pro.のプロデューサー重信弓月氏とプロダクションマネージャー小山田将大氏にインタビューをさせて頂いた。なぜバーチャルプロダクションだったのか?実際に体験してどのように感じたのか?を聞いた。

■インタビュー
AOI Pro.:重信弓月氏(プロデューサー)
AOI Pro.:小山田将大氏(プロダクションマネージャー)

Vol.05 バーチャルプロダクションを体験して:カメラマン小針亮馬氏インタビュー

制作スタッフは初めてバーチャルプロダクションを使用して、何を思ったのか?ポスプロが佳境を迎えつつあるところで、スタッフの方々に話を聞くことができた。まずはカメラマン、小針亮馬氏の感想を紹介しよう。

■インタビュー
小針亮馬氏(カメラマン)


Vol.06 バーチャルプロダクションを体験して:美術デザイナー秋葉悦子氏インタビュー

Vaundy「泣き地蔵」のMVでも、多くのシーンでCGを表示した大型LEDディスプレイを背景として、手前に金網、電車の一部、ベンチは実物を用意して撮影が行われた。本MVで美術デザイナーを担当した秋葉悦子氏に、メリットや課題を聞いてみた。

■インタビュー
秋葉悦子氏(美術デザイナー)

Vol.07 バーチャルプロダクションを体験して:オンライン編集とグレーディングスタッフに撮影後の仕上げ作業を聞く

■インタビュー
TREE Digital Studio:吉田宙矢氏(オンライン)
井口美音氏(グレーディング)

Vol.08 バーチャルプロダクションを体験して:CGスタッフインタビュー。インカメラVFXが実現する撮影現場の未来像

■インタビュー
Unrealエンジニア:根岸雅人氏(REALIZE)
バーチャルプロダクションスーパーバイザー:平嶋将成氏(REALIZE)
撮影チーフ:古賀達朗氏(CRANK)
Unrealアーティスト:LUOMENG YUAN氏(LUDENS)
CGプロデューサー:山田悠生氏(LUDENS)
CGプロデューサー:石ヶ谷宜昭氏(REALIZE)


[Virtual Production Field Guide 4] Vol.01▶︎