平和精機工業は、2020年に発売した軽量ビデオ三脚シリーズの新製品「NX-100C/MC」「NX-300C/MC」を展示。展示会では初披露とあって、先日発表されたHSシリーズと同様、注目度が高かった。
両製品の製品を改めて紹介すると、小型カメラに特化したNX-100モデルは、ミラーレスカメラとキットレンズの組み合わせからバランスが取れるようにカウンターバランスの設定が施されている。パン、ティルトのドラグに関しても、軽量なカメラであっても粘り感と操作性が発揮されるよう、最適な調整がされている。裸のミラーレスカメラ、一眼レフから小型ハンドヘルドカメラ、簡単なリグを組んだ小型カメラまで対応する。
NX-300モデルは、カウンターバランスレンジが特長で、2~10kgまで幅広く対応するため、リグを組んだ小型カメラから、中型ハンドヘルドカメラ、本格的なリグを組んだシネマカメラまでこの三脚一本で対応可能としている。
両製品とも発売から約1年が経過したが、NX-100とNX-300の出荷台数はどちらも同じぐらいとのこと。発売前はNX-100の方に偏ると予想されていたが、NX-300もハンドヘルドの分野で使っている人が多いという。
NXシリーズで特に注目したいのはデザインだ。クリエイターが使ううえでモチベーションが上がったり、創作意欲が刺激されるようなデザインを実現。NX-100はゴールドの色、NX-300はストーングレーの色を採用。日本製にこだわり、和柄をあしらっている。
平和精機によるとコロナ禍でも新しい製品でみんなを元気にしたいという思いからまったく新しいデザインにチャレンジしたという。ぜひNX-100とNX-300の実機を見る機会があったら、デザインもチェックしてほしい。