Internet x Media Summitとは?
ネットワークと映像の最新動向を伝える
「Internet x Media Summit」は映像とネットワークを組み合わせたソリューションのIP伝送をはじめ、XRやAIなど最新の映像制作ソリューションを紹介します。
放送や映像制作の現場での高解像度化、コスト削減、ワークフローの効率化を目指し、放送・映像業界関係者が具体的な課題解決策を学ぶことができる最高の機会をご用意しました。
最新の製品やサービスを展示したブース、最新のトレンドを押さえた各種セミナーなど映像業界の最新動向を皆様にご紹介します!
PRONEWSがプロデュースするリアルイベント「Internet Media Summit」のセミナーは3日間でなんと22本。放送や映像業界の最先端について、技術、制作、ビジネスなどの領域から、エキスパートや当事者が次々に登壇する。
イチオシのセミナー「Object-Based Mediaの未来」
今回紹介したいセミナーは「Object-Based Media(OBM)の未来」である。このセミナーでは、映像メディアにおける新しい概念やスタイルとして注目されているOBMについて深く掘り下げる。
OBMの基礎とその重要性
Object-Based Media(OBM)は映像メディアにおける新しい概念、スタイルである。従来の映像コンテンツは、そのジャンルにかかわらず、映像、音声、テキストなどの複数のオブジェクトを制作側で撮影・編集・MAなどで完パケ化していた。これに対して、こうしたオブジェクトをユーザー側で紡ぐもの、すなわちナラティブなのがOBMである。
完パケコンテンツがリニアなコンテンツであるのに対して、OBMはノンリニアでナラティブなコンテンツと言える。例えば、ゲームは同じタイトルであってもプレイヤーによって異なる展開になり、異なる時間で体験している。このように内容も時間軸も一つではない。
そしていま、生成AIやそれを利用したクロップやオブジェクト抽出技術によって、ゲーム以外でも、例えば放送的、配信的なサービスにおいてもOBMが現実のものとなりつつある。
RUN.EDGE株式会社は、大量の映像の中から特定の部分を検索して再生・活用する「映像シーン再生技術」を用いて、従来のような普通のスポーツ中継(映像)に加えて、個々人が見たいシーンに自在にアクセスすることができるサービスを提供している。
本セッションでは、OBMによって得られる映像体験の紹介と、そこから見いだせる近未来のOBMコンテンツの考察のための絶好の機会となる。