Internet x Media Summitとは?
ネットワークと映像の最新動向を伝える
「Internet x Media Summit」は映像とネットワークを組み合わせたソリューションのIP伝送をはじめ、XRやAIなど最新の映像制作ソリューションを紹介します。
放送や映像制作の現場での高解像度化、コスト削減、ワークフローの効率化を目指し、放送・映像業界関係者が具体的な課題解決策を学ぶことができる最高の機会をご用意しました。
最新の製品やサービスを展示したブース、最新のトレンドを押さえた各種セミナーなど映像業界の最新動向を皆様にご紹介します!
PRONEWSがプロデュースするリアルイベント「Internet Media Summit」のセミナーは3日間でなんと22本。放送や映像業界の最先端について、技術、制作、ビジネスなどの領域から、エキスパートや当事者が次々に登壇する。
放送業界におけるAIの最新動向とは
どこを見ても、どこに行ってAI、AI、AIである。日進月歩の状況の中で、AIのスゴさとダメさが見えてきているのはご承知の通りだろう。
Internet x Media Summit(以下、IMS)では、AIまわりは6月13日(木)に3本まとめてラインナップ。それぞれ異なる切り口になっているので、午後から3本イッキ見がおすすめである。
3本の順番は本当は逆の方が理解しやすいかもしれないが、各論から順にラインアップされているので、ミクロで現場的にわかりやすいAI利用から、マクロで基本的な視点で見る生成AIとは何か、という流れでアタマの中で全体像を整理することができる。
テレビ業界を解き放つAI×放送DXの未来
日時: 6月13日(木)15:10-15:50
Speaker: 占部 竣平 / NAXA株式会社 代表取締役
Speaker: Takato YAMAGUCHI / アマゾン ウェブ サービス ジャパン(同) Business Development Manager (Media & Entertainment)
Moderator: 中村 将也 / NAXA株式会社 取締役 COO
新進気鋭のZ世代エンジニア集団NAXAと、AWSのコラボセッションである。視聴者としてもエンジニアとしても、過去に全く縛られない彼らの展望と技術力に注目していただきたい。
現場的に今すぐ欲しい、あったらいいな、のソリューションが並ぶ。
- 定型業務を80%削減する字幕制作AI
- ワンクリックでナレーション、BGMを削除できる音源分離AI
- 映像解析でマスター監視を自動化
- 髪の毛一本ずつにマスク処理、グリーンバックをかける映像解析AI
- ユーザーごとにプログラマティックにバーチャル広告を出し分けるバーチャルプロダクトプレイスメント
- 視聴者やシーンごとにオーバーレイ広告を出し分けるAIコンテキストアド
- SNS上の違法ユーザー、違法ダウンロードを検知するクローラー
- JASRAC登録、権利処理を自動化するライツAI
- VOD上のコンテンツパワーを可視化し、IPのコラボやタイアップを加速するコンテンツアグリゲーター
未来を創る生成AIの今とこれから
日時: 6月13日(木)15:10-15:50
日時: 6月13日(木)16:05-16:45
Moderator: 大吉 なぎさ / (株)イコーゼ 代表取締役
Panelist: 脇 康平 / リヴァイ(株) 代表取締役CEO
Panelist: 森田 嶺 / 吉積情報(株) 取締役副社長
こちらのセッションは元TBSで、独立してイコーゼを起業した大吉なぎさ氏がモデレートする。 大吉氏の放送業界におけるアグレッシブな経歴は周知のものだ。
本セッションでは、AIをコンテンツクリエイティブだけに終始することなく、放送局経営視点からのAIまで広範囲に捉えている。どちらかと言うと放送局のマネージメント層の方々に参加していただきたいセッションなのかもしれない。
生成AIコンテンツ創造のインパクト
~AIが生み出す映像、音楽、言葉の未来~
日時: 6月13日(木)17:00-17:40
Speaker: 橋本 大也 / デジタルハリウッド大学 教授
こちらのスピーカーは橋本大也氏だ。
橋本氏と言えば、2000年代にアルファブロガーとして、あの「情報考学」を運営し、誰よりも先に放送メタデータの重要性を指摘し、その後データサイエンティストとしてデータセクションを創業する、常に10年先を見ている人だ。
そんな橋本氏は、生成AIの最新状況をまさに日替わりで調査研究をされている。先日発行された書籍「頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方(かんき出版)」は、秒速で進化している生成AIを活用した、コンテンツクリエイティブの羅針盤とも言えるものだ。
本セッションでは、最新の生成AIをクリエイティブ目線で解説する。最前線はあっという間に当たり前になっていく世界だが、この日この瞬間の最先端を知るためには、これ以上の機会は存在し得ないのである。