今年の3月11日から始まったアメリカでのDaylight Saving Time(夏時間)が11月4日で終了して、その午前2時を期して時計の針を1時間遅らせます。これによって、日本とコロラドとの間の時差は15時間であったのが16時間となり、日本で朝の9:00にはコロラドは前日の夕方5:00となります。

コロラドは地図上の緯度では日本の秋田市や盛岡市とほぼ同じにあり、11月ともなると日の出はめっきり遅くなり、朝7時ではまだ薄暗い感じであり朝の出勤をされる人々にとってはなかなか大変ですが、国のルールで1時間余分に朝寝坊出来るとはなかなか優雅な感じがします。

もともとデンバー地区では朝の7時出勤で、午後4時には退社という勤務形態の人々が多く、朝の5時頃から各主要道路は通勤ラッシュが始まり、夕方は4時頃から早くも混雑が始まって、6時半頃には既にラッシュは終わっているといった感じです。

血圧の高い人達が多い為なのか、朝早起きの人達が多い土地柄ですので、そうした人達にとってはこの余分に朝寝坊出来る1時間は関係ないかも知れません。

10月31日(水)の ハロウィーン (Halloween)も終わって、悪魔のコスチュームや白雪姫の衣装で「Trick or Treat」と云いながら各家々を回る近所の子供達は我が家には今年は総計84名が訪れました。やはりヒスパニック系の子供の比率が年々増えて来ていますが、その人数では昨年とほぼ同じだったので、その増加傾向もほぼ収まって来ているのかなあ、などと思っています。

ハロウィーンが終わるとアメリカではいよいよ年末の雰囲気に突入して、いろいろな年末の年中行事が続きます。

  • 10月31日 Halloween
  • 11月 4日 Daylight Saving Time Ends
  • 11月 6日 Election Day
  • 11月11日 Veterans Day
  • 11月22日 Thanksgiving Day
  • 12月24日 Christmas Eve
  • 12月25日 Christmas Day
  • 12月31日 New Year’s Eve
  • 1月 1日 New Year’s Day 2013

コロラドの各家々では既に夏の間活躍した屋根の上のスワンプクーラーの水抜き、覆いカバーの取り付けや庭の芝生へのスプリンクラーの水抜き、そして芝生の上に積もった街路樹からの落ち葉をかき集めてゴミ出し、芝生の今年最後の刈り込み、などのこちらでWinterizeと呼んでいる一連の冬支度が終了していて、後はクリスマスに向けて一直線といった雰囲気です。

コロラドでは例年9月に入ると2回か3回は量は少ない迄も比較的まとまった降雪を見るのが通常ですが、近年はロッキー山脈の峰峰の特に標高の高いところでは積雪が見られたものの、山脈東側山麓に展開するデンバー地区に於いては地球温暖化のせいでしょうか9月に降雪が見られなくなって、今年も昨年に引き続いて雪は降りませんでした。

10月に入って都合3回の降雪がありましたが、1回目と2回目はそれぞれ道路面はそれ迄続いていた好天気で路面が暖まっていましたので直ぐに融けてしまって、庭の芝生の表面に薄く積もった雪で一面が白くなりましたが、それも数日で消えてしまうという状況でした。

それでも、3回目の10月25日(木)からの降雪は気温があまり低下しない状況での降雪でしたのでベタ雪ではありましたが、やっと雪が降ったと言う感じの比較的まとまった積雪となりました。

今冬シーズン初とも思えるデンバー地区に降った雪
我が家の裏庭の様子です。10月26日(金)の昼頃撮影。このくらいの規模の降雪が10月ではなく9月には2~3回有ったのが今迄の例年でしたが、ここのところ非常に少なくなりました。

昨冬は今冬の始まりと同様な気候の推移でしたが、冬シーズン通してはコロラド全体での降雪量は過去の平均に比べて50%も少ない冬となって今年の夏の期間の水不足が大変心配され、またロッキー山脈中の各スキー場では積雪量の不足でゲレンデの雪のコンデイションを整えるのにスノーガンが多数使用され何とか維持する事が出来ました。

今度の冬も同様な天候に終止するのではないかと今から心配されていますが、はたしてどうなるでしょうか?


アメリカ特許商標局の分室がデンバーに新設

アメリカに於ける特許及び商標の審査、登録そして管理を行っているUSPTO (United States Patent and Trademark Office) はアメリカ商務省に所属している組織で、ワシントンDCの本部の実質的な業務はワシントンDCの外環状ハイウェーの南端のバージニア州Alexandoriaに在るオフィスで行われアメリカ特許、商標の一元管理が行われて来ました。

アメリカに於ける技術開発の拡大や新しい事業の展開等にとってこうした特許や商標といった権利を確保し保護すると言う事は近年従来以上に重要な政治的な課題となって来ています。

一方、ここのところ同オフィスの中心を占める審査、登録の処理を行う機能の能力を新たに申請される件数が上回って未処理件数が上回るといった状況が継続しており、その対応策が検討されて来ました。

現在Alexandriaオフィスには申請された特許のうちPendingとなっている総件数は120万件に及び、そのうちの64万1142件の申請案件はPreliminary Evaluationの通知さえもいまだ受けていない状況にあり、申請を出してから、そのPreliminary Evaluation 通知を受ける迄に要する平均期間は22.6ヶ月となっています。更に審査を終了して特許としてファイルされるまでの平均期間は85.3ヶ月となっているとしています。

こうした状況の中で未処理件数の増大を防ぐ為、新たに申請される特許、商標の審査能力の増大を計る事、そして今迄のAlexandoriaオフィスでの一元管理の現在の仕組みをアメリカの地域別に分散して新規申請者が申請を行い易くする便宜を計り、更に有効、強力な新特許の成立拡大を速やかに計る、といった事を目標に検討結果として、アメリカ内の4カ所にUSPTOのサテライト分室を2014年迄に新設して対応すると言う計画が検討されて来ました。

新設される4カ所のサテライト分室は高速ネットワークを介して本部のバージニア州Alexandriaオフィスのデータベースと接続されており、常時共通なデータベースに基づき審査、登録作業が行われるようになり、あたかも1カ所のオフィスで業務が行われている様に運用される事となっています。

それらの新設サテライトは下記の4カ所に計画されています。

  • Michigan州、Detroit:自動車産業の本拠地
  • Colorado州、Denver:航空宇宙産業、バイオテクノロジー、Renewableエネルギー研究の中心地
  • Texas州、Dallas FortWorth
  • California州、シリコンバレー地区

これらのうちデトロイトのサテライト分室は既に今年の7月に開設オープンして業務が開始されています。そして、デンバーのサテライト分室はこれ迄その設置場所に関してデンバー市とオローラ市との間でその誘致を巡って政治レベルでの激しい競争が行われて来ました。

そして、9月17日(月)にはデンバーの中心に在るデンバー市民図書館に於いてUSPTOの主催による「America Invents Act」と言う主題でこのサテライト分室の設置計画についての発表、討論会が公開フォーラムと言う形で開催されています。

デンバーのダウンタウンに在るByron G. Rogers連邦オフィスビルの正面入り口
今回特許商標局のサテライトオフィスとして使用される事になった建物です。建物の南側に設けられている格調高い正面入り口の様子です。建物は3階構成となっていて、2階フロアーと半地下フロアーで構成されています。道路からは石段を上って入り口の扉を通ると1階のフロアーになります。

最終的にデンバーのダウンタウンに在るByron G. Rogers 連邦オフィスビルの建物の内部を改装してこの特許商標局のデンバーサテライトオフィスとして今年の11月中に建物の所有権手続き、改装計画をまとめて着工する事となり、来年6月中迄に改装工事を終了し、2013年10月ないしは11月中にこの新サテライトオフィスをオープン、そして業務開始するという計画が公表されています。


デンバーに新設される米特許商標サテライトオフィスの建物
建物はLower Downtownの19th Streetと20th Street,そしてStout StreetとCalifornia Streetとにそれぞれ挟まれた1ブロック区画全体を占めています。こんな土地として高価な場所に平屋に近い格調の高い建物をアメリカ連邦局が所有しているとは驚きです。写真は建物の南西の角から撮影しています。そして、上空から見ると建物自体は中庭形式のロの字型となっています。

このデンバーサテライト分室には特許および商標に関する審査作業員約100名と判定員として20名のジャッジ、その他を含めて合計125名の人員がデンバー分室に新たに雇用されてスタートする予定で、コロラド大学のLeeds School of Business による試算では、審査員の平均給与は9万ドル、そして判定員の給与は13万4000ドルから16万5000ドルの年俸となる見込みであるとしています。

そしてこのオフィスでの従業員数は、その後時を追って増加する計画で5年後には総員595名となり、その時期迄のコロラド州が受ける経済効果は4億3900万ドルに達するものと予測されるとしています。


連邦オフィスビルの南東の角からの外景
建物を南東の角から見たところです。建物の南側の19th Streetには路面電車が通っていて、この建物の前が停車駅になっています。
新たに米特許商標サテライトオフィスとなる事に決まった建物の東側
建物の東側のCalifornia Streetの歩道に面した部分です。

現在の連邦オフィスを示すビル壁面の表示
建物の壁に現在使用している連邦政府のオフィス名を示す「Federal Building US Custom House」の表示が見られます。
正面入り口の脇に建てられているビルの改装広告ボード
「建物が古くなったので改装して新しい連邦政府のオフィスの建物になります。」という公示標識が正面入り口近くに建てられています。この表示は特許商標局のサテライトオフィスが来ると言うニュースよりも前から建っていました。今回この建物が商務省でデンバーにサテライトオフィスを新設する決め手となった、と言われています。

アメリカ女子サッカーナショナルチームを世界一に仕上げてSandhage監督が退任し母国へ帰国

コロラドのメインサッカー場 Dick’s Sporting Goods Park
運動用品の専門店チェーンの「Dick.s Sporting Goods」社がメインスポンサーとなってデンバーの北東に隣接しているCommerce Cityに建設されたコロラドで最初の本格的なサッカーフィールドです。近くを通る幹線道路のQuebec Streetから3本の道路がサッカー場へと繋がっていますが、これはそのうちの1本で、主としてサッカー場の運営に携わっている人達やプレーする選手達、主催者、ゲーム関係者などが入場するのに使う道路でこの道の突き当たりがサッカー場となっています。

9月19日(水)の夕刻からデンバーの北東に接しているCommerce Cityに在る本格的なサッカー場のDick’s Sporting Goods Parkに於いて先のロンドンオリンピックで優勝したアメリカ女子サッカーチームTeam USAとオーストラリア女子サッカーナショナルチームとの国際親善試合が行われました。

会場は満席札止めとなる大観衆の見守る中アメリカTeam USAがその実力を見せつけて6対2という好スコアーで勝利しました。

この試合はTeam USAの今シーズン最後の試合であり、併せて先の北京オリンピックそして今回のロンドンオリンピックとTeam USA を2回の金メダル受賞に導いたスウェーデン人の監督 Pia Sundhage さんの同チームを率いてする最後の試合ともなっている事からアメリカチームの各選手達はその最終試合を飾るにふさわしい好プレーでの試合を展開しました。

この5年間を通じてTeam USA の監督としての Sundhage さんの総合成績は91勝6敗10引分けという素晴らしい結果を示しました。そして、Sundhageさんは現在52才ですが、この後母国のスウェーデンに帰って12月1日から新たなめんばーで構成されてスタートするスウェーデン女子サッカーのナショナルチームの監督として活動を始める事になっています


サッカーフィールドとDick’s Sporting Goods 社の大看板を兼ねたスコアボード
サッカーフィールドのこの東側面だけは外の地面と同じ高さですがそれ以外は観覧席の最上階が外の地面と同じ高さとなっています。小高い丘の中央を掘ってフィールドがその底に造られており、通常のサッカー場と全く異なる構造です。地下水を芝生への灌水の為に使う事からこうした構造をとったのではないかと思われます。
前の大スコアボードと反対側の様子
こちら側は外の地面は観覧席の最上階と同じ高さにあり、フィールドのピッチ面はそれよりはるかに下へ掘り下げて造られているのが分かります。

一方、アメリカナショナルチームの次期監督については、現在US女子サッカー協会で選出委員会が結成されて、その人選に当たっていますが、この輝かしい成績を残したPia Sundhage さんの後任となるとなかなか難しい人選となります。

そして、10月31日にはそのアメリカ女子サッカーナショナルチームをこれから率いる次の監督が発表に成って、Tom Sermanniさんと言う58才になる男性で、これまでオーストラリアの女子サッカーチームを8年間にわたり監督として当たってきた人が指名されています。

彼は元々スコットランドのGlasgow の出身で、この20年間はオーストラリアに居住しており、オーストラリアの女子サッカーナショナルチームの「Matildas」を世界の一流レベルに育てるのに貢献して来ており、このSermanniさんのもとでオーストラリアの女子サッカーナショナルチームはこれまでの女子ワールドカップサッカー大会の2回にわたって4位に付けるといった実績と成っています。

また、Sermanniさんは先の国際サッカー連盟FIFAの2011年度の女子サッカー部門で「Coach of the Year」に選ばれた10人の監督のうちの1人となっています。

今回のデンバーで行われた Sundhage監督が去るTeam USAの今年度の最終試合を今度の新しく就任するSermanni監督率いるオーストラリアMatildasとの組み合わせに選んで国際親善試合としたのもこの両監督の長年にわたる両チームの業績を称えるといった粋な計らいだった様です。

このデンバーのCommerce Cityで行われた今期の最終試合のTV中継番組で終了後のインタビューでSundhageさんはこの5年間で最も自分にとって好印象として記憶に残っている試合は、昨年ドイツで行われた女子サッカーのワールドカップでの準決勝で強豪チームのブラジルとの試合であった、としています。

アメリカでは皆さんご承知の様に、アメリカンフットボールは非常に盛んで人気がありますが、サッカーとなると他の国々に比べて今ひとつ熱が入らない、と言ったこれ迄の雰囲気でしたが、特に女子サッカーに於いてはそれまで全く人気の無かった環境から、Team USA の世界のトップレベルでの活動をして来た事はサッカーのアメリカ国民に与えた影響は非常に大きなものが有り、いまやアメリカに於いては特に女子では子供の頃からサッカーに興ずる人口が大幅に増大しています。

両側の観覧席にはペンキで大きな文字でCOLORADOと印されています
写真の下半分は手前の観覧席の最上階の屋根で観客席へのゲートを通ると観客席の最上階へと出て来る様になっていて、ピッチ面までは階段で観客席を下迄降りて行きます。

また併せて、アメリカでのヒスパニック若年層の人口が急増している事から、サッカーが国技スポーツとも言えるヒスパニック各国からの影響を強く受ける様になり、女子だけでなく男子に於いても小学校や中学校でサッカーを体育の授業として導入したり、クラブ活動を熱心に行う若者の人口が増加してきています。

そうしたヒスパニック系の人口増加はとりわけコロラド州はアメリカの各州の中でも顕著で今期のTeam USAの最終試合が行われたDick’s Sporting Goods Park のサッカー場はコロラドでの最初のサッカー専用の公式競技場で、アメリカプロサッカーMLS(Major League Soccer)の地元チームである「Colorado Rapids」のホームグラウンドとして、各MLSチームを迎えての試合が頻繁に行われる様になりましたし、ヨーロッパのプロサッカーチームとの国際試合も行われています。


女子サッカーの普及業績といえば、日本の「なでしこジャパン」チームを率いてここ数年の国際レベルの試合での驚く様な大活躍をして実績を上げた佐々木則夫監督も日本中を沸かせて女子サッカースポーツを人気の中心とする大貢献をしましたが、アメリカに於けるこのスウェーデン人監督のPia Sundhage さんの貢献も非常に大で、今回アメリカを去りスウェーデンへ帰国するにあたりアメリカ大統領から感謝状が渡されてもおかしく無いという感じがします。

アメリカ女子サッカーナショナルチームの新任監督を含む新規「Team USA」の今度のシーズンの活動は11月1日よりスタートします。

そして、来年の世界の女子サッカー試合はSundhageさんが去って新たに結成されるSermanni 監督率いるアメリカ「Team USA」、日本の再び佐々木監督が率いる「なでしこジャパン」、今迄アメリカ「Team USA」を率いて来たSundhageさんが本国に戻ってそのナショナルチームを率いるスウェーデンナショナルチーム、そして、今度の男子World Soccer 2014の主催国でサッカーといえば国を挙げて最も熱の入るスポーツとなっているブラジル女子ナショナルチームを交えた熱の入った激戦が行われる事となり、アメリカに於いてこれ迄今ひとつ盛り上がりに欠けていたサッカースポーツを来年は大きく塗り替える年となりそうです。

観客が主に入場するG-Gateにある入場券の販売窓口
殆どの観客は事前に町の販売窓口で入場券を購入して来ますのでここで当日券を購入する観客数は少数です。この窓口の横にはクレジットカードで入場券が購入出来る自動機も設けられています。
観覧席の最上階へ入る西側入り口「F Gate」
周囲に8カ所ある入場口のうちのF Gateです。このゲートを通ると観覧席の最上階へと出て来ます。

「F Gate」を通ると観覧席の最上部
ピッチ面と同じ最下部の席の入場券を購入した人はここから階段をずーっと下って行かなくてはなりません。
サッカーメインスタジアムの周囲の練習グランド
このサッカー場は広大な敷地を活用してそのメインサッカーフィールドを囲んで、なんと合計11面もの練習用のサッカー場を備えています。小学校、中学校、高校そして大学の各チームやサッカークラブのチーム等がそれぞれの試合や練習にこれらを使っています。背景にコロラド州の中央を南北に縦断しているロッキー山脈が見えます。

あとがき

我が家では現在12才になる雌のジャーマンシェパードと6才の雌のレッドドーバーマンの2頭の犬達を飼っていますが、特に冬期の屋外気温が非常に低下しますので凍死する危険があるため家の中を主体として飼育しています。

日本と異なり畳の部屋が無く、空気が乾燥していて湿気が低いことから我々人間も土足のままで家の内外に出入りしていますので、犬達も同様に過ごしている訳です。

こうした住居環境では日常的に電気掃除機(真空掃除機)を使っての清掃が不可欠で犬達が部屋内へと持ち込む土砂やホコリの他に特に春の初めと秋の終わりとに生え変わる体毛の清掃には重要な家電製品です。

そして、我が家ではこの2頭の犬達を2週間に1回の日取りで近くの知り合いのGroomer (動物の床屋)へと自動車に乗せて連れて行き、シャンプーで身体を洗ってもらったり、体毛の刈り込みなどをしてもらっています。

私自身の散髪は家内が行き付けの美容院のオーナー美容師の人に合間をみて20日に一度くらいのペースで一回15ドルでやってもらっていますが、頭髪のカットのみです。 それに比べて我が家の犬達は大変贅沢であると言えそうですが家の中で飼っているのでやむを得ないと言う感じです。

このGrooming の料金は1回1頭あたり20ドルの特別料金でやってもらっていますが、ドーバーマンの方は毛の長さも短く全体的に引き締まった体型ですので手がかからないと思いますが、シェパードの方は毛が非常に長く厚くなり小太り体型ですので同じ料金では大変だという感じがしますが、同一料金でやってもらっています。

また、併せてこのGroomer の人は長い間こうした多くの犬達を手がけて来ていますので、その犬の健康状態やどこか怪我した時等のチェックや処置に関する豊富な経験を持っていて私たちに適切な対応方法や与える餌に関してなどの注意をしてくれますので私の様な犬の飼育に素人でも安心していられます。

さて、先日このGroomer へ2頭の犬を連れて行った時の事ですが、毛の長いシェパードに向かって「お前の毛がいつもより濃くて長くなっているから、この冬はきっと寒い冬になるのだろうね。」と言っているのを聞いて、私が「そうしたものですか?」と聞き直したところ、「だいたい、この生え変わり時期の犬たちの毛の様子を見ていると、ほぼ其の冬の気候の予測が出来てよく当たる」のだ、と言っていました。

動物達は人間の様に長期天気予報の術は持たないが環境の変化を自然に身体で感じて対応する様になっているのだと、聞いて改めて感心させられました。

さて、皆さんコロラドでは今度の冬は通常よりかなり寒い冬となりそうです。我々人間はその気候変化にどう対応準備すれば良いでしょうか?その後の新聞にこの冬が通常より寒い冬となる長期予報で特にアメリカ東海岸寄りの地域では家の暖房に使う天然ガス、灯油、電気などの光熱費の家計に及ぼす比率がかなり高くなりそうだ、という記事が載っていました。

WRITER PROFILE

萩原正喜

萩原正喜

米国コロラド州から、米国のデジタル放送事情からコロラドの日常まで多岐に渡るコラムをお届けします。