ドローンメーカーのDJIが飛ばないドローンを発表!それがOSMO(オズモ)だ!

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ドローンについているカメラと姿勢制御のジンバル部分を取り外し、手持ち撮影に適したバッテリー兼グリップと組合せた、まったく新しいスタイルの4Kビデオカメラだ。これまでGoProがこの分野では先行していたがジンバルとカメラ部分を一体開発してきたDJIがドローン抜き(!)カメラとして発売したことで、このジャンルは実に面白くなっていきそうだ!今回は日本最速で実機を入手することが出来たので限られた時間で可能な限りレポートしていこうと思う。尚、今回使用したOSMOは、評価機版(10月13日現在)である。製品版と異なる部分があるが、ご容赦いただきたい。

OSMOと初対面!

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黒いパッケージは高級ウィスキーかブランデーの箱くらいの大きさ。中から最初に顔を出すケースが面白い!まるで小さなギターケースのようだ!管楽器のケースのようにも見える曲線で構成されたユニークなスタイル。ショルダーストラップもついてるので80cmから130cmまで調整可能。肩にかけてもいいしたすき掛けにしてもフィットする。

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ケースにはDJIのロゴがゴム成形で埋め込まれており、ジッパー部分にはまるでジーンズのような赤いタグがある。ジッパーにはプラスチックの先っぽ??がついており開閉しやすい。

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ジッパーを開くと本体がベルトで固定されている。グリップとジンバル、カメラ、そしてファインダーとして使うスマホのホルダーがひとつになっている。ケースの上フタはベルベット調のマットな仕上げで、いつまでもナデナデしてたい衝動にかられる。

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DJIの赤いタグのマジックテープをビリッとはがすと本体をケースから取り出すことが出来る。買ったばかりの場合は別の箱から充電器とバッテリーを取り出し充電する必要がある。

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バッテリーチャージャー

バッテリーチャージャーは細長く充電中は赤いインジケーターがつく。満充電になると緑色に変わる。プラグ部分は格納されるタイプではなくメガネケーブルをつなげるタイプ。付属のバッテリーは1本で仕様書によれば60分の連続録画が出来るという。バッテリーはグリップに格納されるスティック状のもので、大きさは女性の口紅くらいのサイズ。容量は980mAh。60分で満充電となる。

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本体のグリップ部分を見てみよう。まずグリップの底面には三脚穴はなくバッテリーを入れるための開口部とロックスイッチがある。

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単体なら自立するが、スマホをリファレンスとして使用する場合は難しい

よく見るとここに底面部蓋に4つの突起がありスマホのホルダーを取り外せば単体でも立つバランス設計のようだ。

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カメラ部分のロック表示部分

グリップとジンバル・カメラ部は分離する。コネクタ同士の向きを合わせてドッキングさせグリップ部分にあるダイヤルを回してロックさせる仕組み。フリー状態の白いアイコンからロック状態の赤いアイコンに向けて回せばいいのでわかりやすい。

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カメラ部分はインターネット黎明期にあったWebカメラを彷彿とさせる丸い形状でカワイイ。よく見ると放熱のスリットや放熱ファンもあり本格的だ。このカメラ部分は防水仕様ではないので扱いには気を付けたい。レンズは単焦点で35mm換算の20mmでF2.8、FOVは94度となっている。魚眼系のアクション系カメラに比べると狭いがビデオカメラにレンズとしては20mmという広角端は広い。レンズにはねじ込み式の保護フィルター(UVフィルター)がついており交換可能。

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オプションでNDフィルターなども用意されているらしい。レンズは少し奥まったところにある。microSDカードのスロットが側面にあり、下から入れる。背面にはmicroUSBのポートがありファームウェアアップデートなどに対応する。ジンバルというのは持ち運ぶときの固定方法が気になる。無理な力が加わると壊れてしまいそうだからだ。OSMOでは3箇所のロックがある。

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使い終わったあとにレンズ上の部分のリングをロックアイコンの方向に回すとまずカメラのパン方向の軸がロックされる。次にカメラ横のリングをロックアイコンの方向に回すとティルト方向の軸がロックする。最後にジンバル部分の付け根にあるスライド式のレバーをロックアイコンにしてぐるっとカメラ部分を回すと収納ポジションで固定される。これでジンバル部分がすべてロックするのでケースに入れて持ち運べる。

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ファインダーがないとお悩みのあなたに!

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次にスマホのホルダー部分を見てみよう。このカメラには液晶がないのでどんな映像を撮っているかはDJI GOをインストールしたiPhone(iPod Touch)もしくはAndroidが必要となる。これをOSMOとWi-Fiで接続しファインダーとして使うという仕組みである。よってスマホと有線で接続する機構はない。ちなみにWi-Fiは2.4GHzと5GHzに対応している。やはりリファレンスしながらカメラを微調整可能なのは非常に便利だ。

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iPhone4/4s/5/5s/6/6sともに問題なく装着できた。iPod touchでも問題ない。iPad miniも試してみたが横に大きすぎてホルダーに収まらなかった。縦にはつくが重さに耐えられず、すっぽ抜けそうなのでやめたほうがいいだろう。

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ホルダーはグリップに対して三脚のパン棒のような構造で固定される。互いに食い込むような構造なので一度決めたスマホのアングルはしっかり固定される。スマホと接触する部分には柔らかいゴムがついており傷がつかないようになっている。

回転して液晶の角2点と逆サイドの3点で保持するようになっていてギミック含め非常によく出来ている印象だ。ただ電源ボタンと干渉する位置になってしまう場合もあるのでスマホの機種によって少し工夫が必要なこともある。

このグリップをねじ込む穴の部分はオプションの延長ロッドにも対応している。底面に三脚穴がないので一脚などにつけたい時はどうするのか?と思ったらこの穴を使って拡張するという仕組みだ。ただこの延長ロッドは華奢でかなり心もとない。サードパーティなどからもっと骨太なものが出るのを待ちたいところだ。

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本体のマイクとマイクジャック

OSMOにはマイクがついている。どれくらいの音が録れるのか気になるところだがグリップの正面に小さな穴がある。スマホの受話口みたいな感じだ。その横に3.5mmの音声入力ジャックがある。OSMOは電源を入れてみるとわかるのだがカメラにファンがついておりそれが回り始めるとかなりうるさい!シュイーンという音がスタンバイの時からするし撮影中もずっとしている。ジンバル自体はほとんど無音なのだがカメラの音が相当大きいので内蔵マイクの音はガイド程度のものと考えたほうがいいだろう。

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サイドに電源ボタン

グリップに操作ボタンは集中している。右側面にスライド式の電源ボタンがある。スライドさせると電源が入りインジゲーターが黄色く点灯する。ジンバル部分のキャリブレーション(初期調整)が終わるとグリーンに点灯する。もう一度軽くスライドさせるとスリープモードに入りジンバル部分はフリーとなる。長くスライドさせると赤く点灯して完全に電源が切れる。

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親指部分のボタン

グリップの親指部分に4つのボタンがある。大きなボタンはジョイスティックのようになっておりカメラヘッドを任意の方向に向ける。つまりグリップ自体は進行方向にむかって持ち続けていてもカメラヘッドを横にパンさせたり上にティルトさせたりということが自在にできる。下にある大きなボタンは静止画撮影のシャッター。右にある赤い丸のついたボタンが動画の録画ボタン。それぞれの解像度や録画モードの設定はアプリで行う。

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グリップ前面のトリガーボタン

ピストル型の正面にあるトリガーはジンバルの制御をコントロールする。現時点でマニュアルが存在しないので動作させながら確認した感じではクリックでヘッディングなんちゃらモード、ダブルクリックで正面にカメラヘッドを戻す、トリプルクリックで180度カメラヘッドを回すセルフィー(自分撮り)モードとなっている。

スマホをホルダーにさして撮影したりアプリで再生したりしていると本体をぽんと机に置きたくなる。その時に便利だったのが商品陳列用のこの白いスペーサーだった。グリップの形に穴が開いてるだけのベースなのだがポンと置けて便利だった。こうした充電スペーサー兼卓上クレードルなどを今後純正オプションで出して欲しい。

久々にワクワクするカメラの登場かも!

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今回、商品に触れたのはほんの一瞬で、使用感をレポートするには至っていないが、グリップ型のジンバル一体型の20mm単焦点ビデオカメラという新ジャンルは持っているだけでワクワクする感じだった。単焦点だけにどのような絵にするかは自分のポジショニングしだい。グリップ型だから自在に動きながら撮るスタイルになる。アプリ側にはタイムラプスやパノラマ機能など撮影の楽しみを増やす数多くの機能が含まれているので、次回、後編で、ぜひ時間をかけてまた触ってレポートしたいと思う。飛ばないドローンを飛ばしてみようと思う!

OSMO 公式サイト:DJI
OSMO 購入サイト:ePROSHOP

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ヒマナイヌ

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頓知を駆使した創造企業