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「V-600UHD」の新ファームVer.2.00が今夏にリリース開始!

ローランドは同社の4K HDRマルチフォーマット・ビデオ・スイッチャー「V-600UHD」の新ファームウェアとしてVer.2.00を発表した。リリースは2020年夏頃を予定している。V-600UHDは4K対応6チャンネルのビデオ・スイッチャーで、全ての入出力端子にローランド独自の「ULTRA SCALER」を搭載しており、従来のHD環境を段階的に 4Kに対応させることが可能。同機能によりフルHDと4Kの異なる解像度を同時に扱えるだけでなく、HDと4K映像も同時に出力でき、従来のHDワークフローの中に4K映像を取り入れることができる。

今回のVer2.00には大きな機能が2つ追加される。1つはV-600UHDのROI機能を拡張し、対象エリアを自動的に動かすことができる 「Automatic ROI」機能。もう1つはV-60HDなどにも搭載しているPTZカメラを有線LAN経由で制御できる機能だ。

V-600UHDは被写体全体を映した映像からROI機能で複数のエリアを切り出すことでマルチカメラのような演出が可能だが、同バージョンアップの「Automatic ROI」で動きのあるカットを加えられるようになった。「Automatic ROI」の動作は楽器メーカーならではのノウハウも生かして滑らかに動くように調整されており、カメラの台数が少ない現場でも演出の幅を広げられるとしている。

キヤノン製ビデオカメラXF405/XF400は、有線LANで接続して顔認識情報を取得でき、V-600UHDはこの情報をもとにROIの枠の位置や大きさを自動的に調整することができる。これにより、1台の固定したカメラからの出力映像を顔認識機能付きPTZカメラのような映像を得ることができる。上記の動画でも分かる通り、複数名の顔を認識することもできる。

■一言アピール!

V-600UHDはULTRA SCALERを搭載した、HDから4Kの現場で使えるスイッチャーです。Ver.2.00によってROI機能が自動追尾できるようになり、多くの機材を使わずにオペレーションができるようになりました。是非一度お試しください。