写真は小型ビデオ・スイッチャー「V-60HD」
60seconds Shoots
“お客様からの声をできるだけ反映させたい”を実現した「V-60HD」「XS-62S」ファームウェアVer3.00
ローランドは、HDビデオ・スイッチャー「V-60HD」と「XS-62S」Ver3.00を発表した。V-60HDはすでに公開しており、XS-62Sは5月中旬~下旬に公開予定。V-60HDはA4サイズのコンパクトな6チャンネルのビデオ・スイッチャー。映像だけでなく、音声のミキシングやPTZカメラのコントロールもでき、どこでも誰でも映像/音声の収録が可能。SDI、HDMI、RGBの映像入力、各種音声入力を搭載しており、業務用ビデオカメラから、PCやタブレット、マイクなどの音響機器をそのまま接続。高機能デジタル・オーディオ・ミキサーも搭載し、映像と音声のシステムをコンパクトボディで実現している。
XS-62Sはオーディオ・ミキサーを搭載した1Uサイズのコンパクトな6チャンネルのラックマウント・ビデオ・スイッチャー。1台で映像、音声、PTZカメラのコントロールが可能で、PCやMac、制御用タッチパネルからワンタッチでこれらをコントロールできる。
今回のVer3.00ではユーザーからの要望なども含め、多数の機能が追加・改善されている。
- VISCA over IP対応ビデオカメラ(Sony社製ビデオカメラ等)Avonic社製ビデオカメラを操作できる機能を追加
- AUX音声出力のソースにAUDIO INPUT 1~4、5/6を選択できる機能を追加
- AUX音声出力の各ソースに対して、イコライザ等の設定を反映させるかどうかを選択できる機能を追加
- AUX音声にDELAY機能を追加
- SDI/HDMI出力音声をVIDEO OUTPUT ASSIGN設定に追従させずに個別に設定できる機能を追加
- USBメモリーから読み込める画像フォーマットにJPEGファイル・フォーマットを追加
- 本体に保存している静止画をUSBメモリーへ書き出す機能を追加
- RS-232コマンドにTEST PATTERN、TEST TONEを変更できるコマンドを追加
- SDI入力の対応フォーマットに1080/60p、1080/60i、1080/30p、1080/29.97p、1080/25p、1080/24p、1080/23.98p、720/60pを追加
- MULTI-VIEW LABEL EDITでSTILL 1/2、PGM、PSTラベルも変更可能
- AUDIO DELAYの設定値を、“frame”に加え“msec”も併記
- CAPTURE IMAGE機能で出力映像もキャプチャの対象にできるように改善
- TEST TONEをL側1kHz、R側400Hzで出力できるように改善
VIDEO、AUDIO、制御の各機能について、現場からのフィードバックを可能な限り詰め込み、ブラッシュアップを行った同ファームウェア。また、PTZカメラ制御に関しては、国内外各社からデモ機を借りて技術的な問合せにも対応してもらったという。各社のカメラを混在して使用できるシステムの構築が可能になったとしている。
■一言アピール!
V-60HDとXS-62Sは今回でVer3.00となり、非常に完成度の高いビデオ・スイッチャーになったと思っています。いろんな場面でも使えるビデオ・スイッチャーですし、長く使うことができると思いますので、この機会に是非使ってみてください。