朋栄のIPソリューションとして初となるIPマルチビューワー「MV-1640IP」
朋栄がNAB2020で展示予定だった新製品のSMPTE IP対応マルチビューワー「MV-1640IP」を紹介しよう。MV-1640IPは、SMPTE ST 2110-10/20/30、ST 2022-7のIP入力に対応し、HDで最大16入力、4Kで最大4入力まで対応。分割ウィンドウのフリーアサインが可能な、1Uサイズの画面分割機となっており、12G-SDIまたはHDMIで4K 1系統の出力、あるいはHD-SDIで4系統出力が可能。
従来からある朋栄製ベースバンドのマルチビューワーとの操作面で高い互換性を持ち、レイアウトマネージャーでのレイアウト作成や前面ボタン操作等は同一感覚で操作できる。
MV-1640IPは、スタジオサブでのモニタリングを想定している。IPシステムではフルマトリックス環境ができあがっているため、監視したい素材の全てを選択する事ができる。任意のHD16ストリームの監視として、モニター1台にMV-1640IPを1台設置し、4K解像度の画面を利用して自由なレイアウトで利用してほしいとのこと。
開発の際に苦労した点、こだわったポイントとしては、従来からある朋栄製ベースバンドのマルチビューワーとの互換性だ。操作面、機能面だけでなく、奥行500mm、高さ1Uの小型筐体サイズで外部I/Fも扱え、0℃~+40℃の温度補償範囲を実現している。
■一言アピール!
朋栄のIPソリューションとして初となるIPマルチビューワー。まずは、多くのシステムにご採用いただき、より多くのフィードバックを得る事が重要と考えています。既存製品との互換性に加え、Ember+、NMOS対応なども行っており、多くのシステムにご利用いただきやすい製品として今後も柔軟な対応をしていく予定です。