本年も始まった展示会

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世界最大の国際家電見本市、International CES 2011 が米国ラスベガスで絶賛開催中だ。そして本日いよいよ巨大な展示会場がオープンし展示会初日を迎える。展示会は本日6日から日曜9日までの4日間開催される。約13万人が集まるこの展示会ではどこに行っても黒山の人だかり。メインのラスベガスコンベンションセンターとサンズ会場の2カ所で開催される。本日会場を歩いた限りでは、全体的に見ると、iPadが牽引するタブレットPCや電子書籍そしてスマートフォン関連が目に入ってくる。昨年の3Dブームは落ち着いた感があり、いよいよ実装される段階なのかと感じさせられる(定番化するかどうかは不明)。また昨年LGやSamsungなど韓国勢にあわせて中国の家電メーカーも目立った。それら展示の中からまずは、本日発表されたキヤノンのカメラを紹介しよう。

XF105よりもコンパクトな業務用HDカメラ XA10 登場

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年末の大判イメージセンサーを搭載しカメラが各社からアナウンスされ、活況を帯びている。そんな中キヤノンがまた新しいカメラをリリースしてきた。つい先日MPEG2 4:2:2で収録可能なXF105をリリースしたばかりだが、そのXA10の存在とはどのようなものだろう?

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ボディーは非常に小さく、民生用ラインナップであるHF-G10をベースになっている。ビューワーは、3.5インチの高解像度でタッチパネル液晶画面を採用。電子ビューファインダーも実装されている。

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XLR部分は着脱可能。取るとかなりボディーが小さくなる

撮影モードに、オート、マニュアルに加えてシネマが存在する

デュアルXLR入力端子部分のハンドルを着脱すれば、HF-G10と同じ顔になる。マニュアル操作に加えて、シネマモードでプリセットで画のルックも変える事ができる。その他にもXF105で実装された赤外線モードなどが搭載。1080p AVCHD形式での記録が可能で、ドルビーデジタルステレオサウンドでの収録化可。64GBの内蔵フラッシュドライブに加えて2つのSDXCカードスロット実装する。これもキヤノンの業務機では、初の試みとなる。発売は3月、価格は約$2000。民生ベースのものが業務用にブラッシュアップされたこれまでにはない進化を遂げたカメラとなる。自動車では、オートマ限定をマニュアルにすると行ったところだろうか。

一昨年SONYが、HXR-NX5Jをリリース後、CES2010で HDR-AX2000をリリースした時の逆転現象が起きているのが印象的だ。それも民生機からプロ業務用へ昇格する事の意味は大きい。編集部では近いうちにレビューを試みるつもりだ。

GO !proよりいいかも?CONTOUR GPS

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エクストリームスポーツでの撮影で頭を悩ますのがカメラそのものだろう。一回の撮影に破損の危険に毎回直面するのは割にあわない。そこで昨年登場し業界を席巻したのが、GoProだ。今回紹介するCONTOUR GPSは、さらにスリムでGPS機能も付いているカメラだ。GPSでログがとれる事もメリットだが、やはりスリムなボディーとその堅牢な作りはおすすめ。値段は$279。写真はハウンジング機能付きで$359。HD画質で最高4時間。QucikTimeでコーデックがH.264 。充電はPCからUSBで給電する。本体には2GBの内蔵メモリそしてMicroSD(SDHC)で保存する。

ライブ配信する男たち

会期中、会場からCESねり歩きを不定期に行う予定!

先日のパナソニックやソニーの様に企業がUstreamなどのサービスで自ら配信する事が多くなった。特に展示会ではライブ配信との相性は良く、編集部でも過去のInterBEEで経験済だ。今回会場を見渡すとライブ配信を行っている人々に多数遭遇した。

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完全に企業として行っている人もいれば個人のUstreamerも。それだけライブ配信は浸透してきたのかもしれない。CEREVO LIVEBOXを駆使して会場をCEREVO代表の岩佐氏が練り歩く予定!PRONEWSも協力していく予定だ。