高野光太郎
@takanok2日目、前々から気になっていたGoPro2を銀一ブースに観に行って来ました。GoPro1との違いはHDMI出力が付いたこと、画質が向上し室内でも使えるレベルに進化していました。さらにオプションで最大50台までWifiコントロールが可能になるそうです。
あとボク的に今年の各ブースで展示に使用しているノンリニアアプリケーションをチェックしました。結果から言うとFCPXを採用しているブースは見かけませんでした。一番使われていたのはAvid、そんな中、フィールドレコーダー各社がAvid DNxHD対応を始めていました。FCP7からの乗り換え争奪戦はAvid に軍配が上がるのでしょうか!?
またブラックマジック社のダビンチの情報を収集して来ました。まずEOS C300のMXFファイルは現在のバージョンでは読み込め無いが、次のバージョンから対応とのこと、Canonブースに設置しているダビンチはMXFを読み込める特別バージョンなので、興味のある方はそちらで話を聞くのをオススメします。またWindowsバージョンのダビンチも開発中だそうです。もうひとつブラックマジックとEOS C300相性が良いのが、HD linkにはLUTを割り当てられるので、C300からの出力をHD linkを通すことで、最終色味に近い状態を現場でモニタリングできるようになるそうです。これもCanonブースにこっそりと1台だけ展示されているので、チェックしてみてください。
江夏由洋
@yosh_enatsu
CanonがC300を発表したその日に、同じく発表されたRED SCARLET-X。InterBEE開催日2日目に世界初のお披露目となりました。正直ここまで早いタイミングで実機がみられるとは思ってもいませんでしたが、来月の頭にはシッピングを開始するという「REDらしからぬ」驚きのニュースも発表になりました。さらに驚きはそのスペックと価格です。4Kで30p、2KHDで60p、さらには1Kで120pまでの撮影が可能で、なんと5Kでも12Pの映像を収録することができます。REDが掲げるDSMCというコンセプトで、5Kはスチルの用途で使用ができるというのが面白い特徴と言えるでしょう。価格も驚きで、本体だけで$9,750(約75万円)で、キヤノンのEFマウントとディスプレイ、バッテリー、64GSSDとリーダーがセットになった価格でも$14,015(約115万円)とかなりお手頃な設定となっています。
REDの発表会で、担当のテッド氏は「日本のカメラは優秀だとは思うが、テレビの用途として設計されている。我々のターゲットは映画だ」と胸を張ってSCARLET-Xが映画で使用できる4Kカメラであることを紹介していました。「SONYのF65という競合も現れたのは事実ではある。ただし価格の面でREDは多くの人にチャンスを与えたい」と意気込みを語っていました。
実際にテッド氏自身が撮影した幕張のホテルの中の映像は、照明を全く使わない条件でもかなり見栄えのするものでした。もちろんREDにはEPICというモンスターカメラがありますが、いよいよ100万円を切る価格で4Kの映像を収録できる「現実的な」カメラが登場することになります。特にREDのR3D素材は簡単にネイティブでADOBE Premiere ProやAfter Effectsで編集することができますし、64bitの環境であれば4Kを扱うことはそんなに大変なことではない時代です。これからハイアマチュアでもハリウッドクオリティをもった作品がどんどん出てくるでしょうね~本当にすごいことになってきました!
ふるいちやすし
@looralart
今日の練り歩きの冒頭でも言ったように、僕は個人クリエイター目線に徹して見て回ってます。だからカメラも100万円以上の物にはあえて注目していないのですが、ちょっとキヤノンのC300は触って来ました。確かに綺麗でしたよ。でもちょっと暗部のノイズが気になりました。これは設定をちゃんとすれば解決する事なのかもしれませんが、会場であんな映像を見せちゃいけないなぁ。あと、各種パラメーターも細かく設定できるようで、そのあたりはさすがです。でも5Dの映像を見た時ほどのインパクトはないし、ひょっとすると5Dの方がいい部分もあるかもしれません。特に5Dが好きで、7Dではちょっと嫌だななんて感じる人(僕がそうんですが)には満足できない画かもしれないですね。まぁ5Dはその分使いづらいし画作りの自由もきかないし、そう考えるとやっぱりFS100っていいカメラだなぁと思います。
後、昨日のレポートで熱気が足りないような事を言ってしまいましたが、今日、長家(小さなブースの並んでるエリア)をうろついていると、いや、なかなか面白い物がありましたねぇ。結構情熱感じました。特に音関係が面白くて、そのあたりは明日の練り歩きで攻めてみたいと思います。御期待ください。
岡英史
@VIDEO_NETWORK
やっぱり三脚は大事だよなと思う一日。昨日お世話になってるメーカーの挨拶回りが大体終わったので本日は会場練り歩き様に、立ち寄るブースへのアポ取りからスタート。1回目のテーマは三脚と言うことで会場内の三脚メーカーを訪問してみることに。
- リーベック
- sachtler
- DAIWA
- マンフロット
- VINTEN
今回の廻った三脚メーカーは以上の5点。チョット残念だったのがNABで出店していたDAIWAの三脚が無かった事ぐらいだが各社とも各々の色が出ていて面白い。リーベックは此処まで何回も書いているがさらっと書くと昔のリーベックと今のリーベックは全く違う三脚メーカーになったと言うこと。DAIWAはカウンターバランスの概念を変えて、アマチュアの方でも気軽に付ける様にドラック機能にもう一工夫を入れてバランシングに対応している。マンフロットは登場時には違和感を覚えたブリッジタイプのヘッド部分もその理由を聞けば納得が出来る物で、軽量化と剛性を上手く融合している。Sachtler及びVintenは流石にENGの本流と言うべき物で全くブレが無く今に至っている感じが大きい。今回の練り歩きでは各メーカーの今後の意向や方向性を語って頂いているが、最後のVinten ブースでは三脚の初歩のセッティング方法を説明して頂いている。ENGカメラマンなら当たり前に知っている事だと思うが、折角高性能三脚を購入していてもちゃんと使えて無いのかも?と疑問を持っている方には是非見て貰いたい。
最近流行のLEDライトだが白色LEDの特色としてどうしても緑被りが気になる場合がある。白色で全てを表現するにはやはり無理があるのである程度はあきらめで紫フィルターで補正するのが一般的だがこの台湾メーカーのVisioLight社のLEDは暖色系に白で補わず赤色LEDで補色をしている。メリットは緑被りが殆ど無いと言う事と、色温度の低い場合の色味がタングステンに近い事、デメリットは近距離(50cm以下)では色が分かれて見えてしまう時がある。このLEDの出店は8ホール、プロ機材ドットコムの横に在るので是非ご自身の目で見て欲しい。実はこのライトを教えてくれたのはCMや映画等では一流の照明部の代表なので性能的は全く問題ない(実は本日の練り歩きにはこのライトをお借りして使用していた)。
音声ホールは未知の世界に近いが、今回は音のエキスパートである江夏(兄)にアテンドして貰い脚を踏み入れたのだが、そこで見たのはNABで見つけて絶賛したQueAudioのミニショットガンである。写真では大きさが解らないが大袈裟ではなくボールペンサイズである。フルキットでは此にブームとスタンド、ジャマーやショックマウント、さらにはアルミトランクまで付いて定価¥50,400は格安!音も指向性20°とロケ現場で全く問題ない。音声さんが長く重たいマイクブームを振り回していたのがこのマイクを使う事でまるで釣り竿の様に扱う事が出来る。場所は4ホールの階段脇の壁際、紹介者は音のエキスパートなので此も自信持ってお勧め出来るマイクだ!!さて明日は最終日なので、お世話になってるメーカーを中心に廻ってみたいと考えている。
石川幸宏
@seabirdsYI
2日目にしてようやく全貌を視察、しかしやはり3.11震災の余波があるのか、出展側もあまり大きな発表がない今年のInterBEE。さらにどのメーカーも9月のIBCで発表した物の出品していないなど展示品目も縮小傾向で、例年より来場者数も少なく感じる。そんな中で、アップルのFinal Cut Pro Xの登場により、再び業務用ノンリニアのシェアを増加しつつあるアビッド・テクノロジーは、11月初旬に発表したMedia Composer 6を中心に展示。64bitと3D対応が一番の目玉。またAvid Symphony6には同梱されているカラーグレーディング用の「Artist Color コントロールサーフェス」も、単体購入可能で18万円と低価格製品のため、他のカラーグレーディングシステム用としても使用範囲が広まりそうだ。また撮影サポート機材関係では韓国企業がかなり進出。Cineroid、VARAVON、NEXTO DI、そして今年から初出展のKONOVAなど優秀で楽しい製品が目白押し。