プロジェクションマッピングを知っていますか?

まずこの映像を見ていただきたい。普段見かけるビルの壁面が急に歪んだり、崩壊する…。

そんな驚きを与えてくるこの映像が、最近よく見かけるプロジェクションマッピングと言う映像表現だ。屋外の建物に映像を投射し、実際のオブジェクト(ここではビル)と映像を合成させ空間を演出させる。これまでのスクリーン平面を超えた視聴体験ができる拡張された演出方法だ。空間に映像が溶け込み、立体物に投射された映像が、そこになかったモノがあたかも存在するかのように動き始めるなど、プロジェクションマッピングによってこれまでに無い映像の空間視聴を体験できる。我々の「スクリーンで見る物」という思い込みから拡張されて、目と脳に新鮮な刺激と驚きを与えてくれる。映像は平面のスクリーンに投射しなくても良いのでは?と思わされる。最近では、プロモーションそして商業施設やイベントの空間演出に多く用いられ、実際に目にする事が多くなった。

今月の特集では、可能性のあるプロジェクションマッピングという映像制作の世界を覗いてみようと思う。


[ProjectionMapping] Vol.01