また始まる驚きの3日間
今年も映像関係者には見逃せない「Inter BEE 2015」の季節がやってきた。今年は11月18日より3日間、例年通り幕張メッセHall1〜6で開催される。映像に関わる人間にとっては、1年に1度のお祭りだ。もちろんPRONEWSは今年もInter BEEを盛り上げるべく、会期中の3日間は、余すところなくレポートしていくので期待してもらいたい(詳しくは特設サイトを!)。
Inter BEE主催者側も、臨機応変に時代の波をキャッチアップするように映像業界のトレンドも大きく変わろうとしている。新しい試みが見られる51回目のInter BEEに期待だ。
今年のテーマは、4K/8Kの汎用化をキーワードに据え、さらにソリューションの実用化やワークフローがどうなるのか見守りたい。さらには昨年より動きが見られたドローンに関する動向も見逃せない。PRONEWSでも高解像度な映像制作を可能にするテクノロジーや、製品の話を中心にそれに関わる技術動向は大いに気になるところだ。この現実を目の当たりにするのがInter BEE 2015の会場であると言える。情報解禁日までアップデートを続けるつもりだが、現場を巡れば、これらの流れを受け産み落とされたカメラやプロダクト動向が多く並ぶだろう。そこで今回も、目的に合わせたブースをピックアップし、最小限の力で最大の効果が得られる最強のInter BEE 2015ガイドをお送りする。歩き方は5コース用意。各コースにつき見逃せない約10ブースをピックアップ。限られた時間しか会場を見て回れないという人が2~3時間で回り切ることができるブース数を想定したラインナップだ。
今回の基本5コースを参考にしてもらえれば、もう今年のInter BEEを掌握したも同然。これでInter BEE 2015を全方位で捉えられる。ブースや情報が正式確定後、スマートフォンやタブレットでも使用可能なPDF版オリジナルマップも開催直前に公開するので楽しみにしてほしい。もちろん会期中は幕張メッセ内にて配布予定だ。
- Aコース:先端プロダクション最前線 〜新時代の映像製作を考える Aコースは、4K/8Kなど次世代放送やデジタルシネマの最新技術が搭載された機材やソリューションをメインに、最先端の技術トレンドをおさえつつ、HDR等の実現に必要なモノはなにか?その問いへの回答を探訪出来るコース。
- Bコース:はじめてのInterBEE 〜初心者向け解説 Bコースは、InterBEEに初めて参加する人に楽しんでもらえるラインナップを取り揃えたコース。4Kや8Kといったいち早く最新の映像製作環境などを体験できるブースを中心に紹介。映像業界が俯瞰して見られるコースだ。
- Cコース:ネクストソリューション2015 〜新映像時代探訪 Cコースは、新たな映像市場、世界が注目する新市場が見込まれる注目製品にフォーカス。これからのビジュアルコンテンツ制作、IPベースによる新たな放送技術や配信システムを支える製品などをオールラウンドに見て回るコース。
- Dコース:映像の入り口「カメラ」を極める 〜4K/8K時代のカメラ最新事情 Dコースは、4K/8Kへと進化し多様化するカメラのトレンドを押さえるコースだ。カメラやレンズ、周辺機器の充実により、映像の撮影スタイルの変化がカメラを通して体感できる。
- Eコース:特殊機材の世界 〜特別な機材達巡礼 Eコースは、高速度撮影などスローモーションやドローン空撮、ステディカムに代表されるカメラスタビライザーなど特殊機材を紹介して行くコーナーだ。一般のビデオの範疇からはみ出そうな特殊なものを中心に取り上げてみたい。