新たな映像市場、世界が注目する新市場が見込まれる注目製品にフォーカス。すでにスタンダードとなった4Kベースの各種ソリューション、製品群はもちろんのこと、2020年の東京オリンピック開催時期を目標とした、次世代の8K放送へのより現実的な技術、製品、ソリューションが出てくると見込まれる今回のInterBEEは、まさに世界からも注目される開催となるはずだ。HDRやIP時代の新フォーマット、コーデック等に対応する最新のテクノロジーと実用的な運用が可能な製品など、低価格、スピード、効率性、高品質といったこれからのビジュアルコンテンツ制作、IPベースによる新たな放送技術や配信システムを支える製品などをオールラウンドに見て回るコース。
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
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INTER BEE CONNECTED (ブース#6701~6718) |
昨年から設置されたこれからのテレビ放送とメディアコミュニケーションの新しいビジネスモデルをテーマにしたコーナー。オープンシアターではTV番組のネット配信戦略や放送通信連携、新たな視聴スタイルやマーケティング戦略、ローカル局の取り組みなど、2020年に向けたテレビ放送の変化と進化を企画セッションと出展者プレゼンテーションで発信。交流の場としてCONNECTED Cafeも併設。
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ケンコープロフェショナルイメージング / スリック / ケンコー・トキナー (ブース#6407) |
三脚などの撮影サポート用品からレンズ、照明機材まで、幅広く撮影周辺機器を揃える同ブース。トキナーのシネマレンズTokina CINEMA ATXシリーズのラインナップがさらに充実。16-28mm T3.0レンズに新たにソニーEマウントや11-16mm T3.0レンズのPLマウント、100mm T2.9のマクロレンズも参考出品予定。
いまや空撮用ドローンの中心的存在となっているDJI。Phantom 3やInspire 1などの小型ドローンに加え、今年は新たに業界初のマイクロフォーサーズマウントを搭載した空撮用オリジナル4Kカメラ2機種を発表。4K30p対応のZenmuse X5と、ロスレスで4K RAW記録が可能なZenmuse X5Rは、15mm(35mm換算)、13ストップのダイナミックレンジ、ISO25600対応で、3軸ジンバル付属のマグネシウム合金製。
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キヤノン / キヤノンマーケティングジャパン (ブース#6123) |
4K/HDR時代を支える新技術展示にも積極的なキヤノン。4K・HDR表示が可能な24型4KディスプレイDP-V2410によるHDR表示のデモや、新たに2000nitsの輝度で表示可能な30インチ4Kディスプレイも展示予定。またISO約400万相当の超高感度でカラー撮影が可能な多目的カメラME20F-SHを国内一般初公開。一辺が19μm(マイクロメートル)画素で、画素部および読み出し回路に搭載した35mmCMOSのフルサイズセンサーで、被写体の最低照度を0.0005lux(最低ゲイン75dB時、ISO400万相当)の超高感度カラー撮影を低ノイズで実現。
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日本デジタル・プロセシング・システムズ (ブース#6117) |
主にストリーミング配信に欠かせないエンコード/トランスコードソリューションを提供、元Digital Rapid社を引き継いだImagine Communication社の製品群を中心に、コーデック、プロトコル、DRMを一元化するストリーミングサーバーシステムWOWZAやインターネット上のIPビデオコンテンツの品質を向上させるQoS技術のZixi(ジクシー)など、これからのIP技術ソリューションの利便性を高めるシステムを一堂に展示。
Freefly、SmallHD、colorfrontなどの撮影現場での最先端機材を取り扱うRAID。機体の上下にカメラ設置が可能なドローン機材のFreefly ALTAや、3軸ジンバルサポートシステムMoVIのマジェスティックモードを進化させ、無線接続で複数台のMoVIをコントロールできるFreefly MIMICなども展示。SmallHDからも新製品を発表予定。
新開発の4K対応スーパー35mmセンサーを搭載した、マイクロフォーサーズマウント仕様のシネマカメラGY-LS300CHを中心に、最新の4K対応映像技術を展示。GY-LS300CCHは、装着されるレンズに合わせてセンサー領域内の適切な範囲を設定できる、バリアブルスキャンマッピング技術を要してレンズの理想的な画質を引き出す。4K(UHD)150MbpsからHD 4:2:2 50Mbpsまで多彩な記録フォーマットにも対応。
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AJA Video Systems / アスク / ディストーム (ブース#4206) |
4K対応カメラCIONなど新たな機材展開を見せるAJA Video Systems社。4K放送時代のメインコーデックとなるH.265 HEVCのソリューションとして、デベロッパーパートナー向けに、4KまたはマルチチャンネルHEVCエンコーディングを可能にするビデオカードCorbid HEVCを発表。H.265/HEVCのコーデックへのエンコーディングを低レイテンシーで行え、SDK(無償提供)でCorvid HEVCをWindowsやLinuxアプリケーションに統合、柔軟性のあるAPIを使って様々な製品開発ができる。その他、多様なアスク取り扱い製品も一堂に展示。
ノードベースの合成ツールとして普及が進むThe Foundry社のNUKE。映画、コマーシャル、TV、広告やデザインのハイクオリティなムービー・静止画を作成するプロダクション・ワークフローではスピード、クオリティ、効率性の高さなど、デスクトップのマネージメント性能が高く評価されている。最新の9.0v7では、XMLサポート強化、タイムラインでのオーバーレイセットアップ、オーディオツール強化などの新機能が追加された。
業務用オーディオ・ヴィジュアル機器として、幅広い導入が進むローランド。NABで発表になった2M/E、2面のタッチパネル操作、I/Oも3G/HD/SD-SDIがBNCで10系統、HDMIは4:2:2、4:4:4それぞれ2系統づつ搭載、出力は3G/HD/SD-SDIがBNCで6系統、HDMI 2系統搭載のビデオスイッチャーV-1200HDを中心に、最新のAVソリューションをデモンストレーションを交えて一挙展示予定。また新商品の発表があるとの噂も!
※掲載しているブース写真は過去に開催されたイベントのものです。