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Sonyブース動画
Sonyブース 360°全天球動画
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
Sonyブースレポート
ソニーは昨年に引き続き「Beyond Definition」をテーマに掲げ、スポーツ中継など4Kライブ制作の需要に対応した製品を出展。また、従来のHDR制作ワークフローでは、時間をかけて編集できるコンテンツでしか利用が難しかったが、昨今スポーツイベントなどライブ中継においてもHDRのニーズが高まっており、カメラを始めとしてHDR対応を進めている。また、IPベースの伝送方式として同社が提唱しているネットワーク・メディア・インターフェースも今回朋栄やGrass Valleyが新たに加わったほか、Grass Valleyを初めとした放送機器メーカーなどで構成されるAIMS(Alliance for IP Media Solutions)に同社も新たに加わることで、IPベースのシステムの普及と相互互換性を推進している。
出展された主な新製品は、4KスーパースローモーションカメラシステムHDC-4800や、2/3型4K CMOSイメージセンサー搭載4K XDCAMメモリーカムコーダーPXW-Z450、4K対応マルチフォーマットプロダクションスイッチャーXVS-7000およびXVS-6000、55型4K有機ELモニターPVM-X550、PMW-F55用ポータブルメモリーレコーダーAXS-R7、すでに第二世代となったオプティカルディスクアーカイブシステムなどが4KやHDR、IP対応の製品として出展した。
現行HD関係の新製品もHDポータブルカメラHXC-FB75やワイヤレスクラウドサービスXDCAM Airなどがあり、HD機器の買い替え需要や新たな運用性への提案なども怠ってはいないようだ。なお、同社は以前から8K関係に製品には無関心のようで、今年も8K関連製品の出展はなかったのは少し残念な気がした。
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4KスーパースローモーションカメラシステムHDC-4800。4Kへの道のりは当初のスイッチャブルから4K、HD同時出力に進化しているが、それは例えば衛星放送で4K、地上波でHDのライブ放送を行うような運用に答えたからともいえる。
ただ、スポーツ中継などではスローモーションは欠かせない演出だが、4K、HD同時配信ではスローモーションが使えないとなると、導入を躊躇してしまうということも多いだろう。同社では昨年HDC-4300を発売しているが、今回発表されたスーパースローモーションカメラシステムHDC-4800は、こうしたニーズに答えたものと言えるだろう。ちなみに価格はビューファインダー、ベースバンドプロセッサーユニット、カメラコントロールユニット、リモートコントロールパネルで構成した場合4,000万円となっている。
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4K対応マルチフォーマットプロダクションスイッチャーXVS-7000、XVS-6000。4K対応のプロダクションスイッチャーとしてすでにXVS-8000が発売されているが、今回発表されたXVS-7000、XVS-6000は中・小型モデルとなっており、SDIに加えてネットワークメディアインターフェースなどのIPインターフェースにも対応している。フレームディレー機能により、映像信号を入力するタイミングを同期させてからスイッチングを行えるため、SDIとIPを複合したシステム運用にも柔軟に対応し、IP化に向けたスムーズなシステム移行が可能。XVS-7000は4,500万円、XVS-6000は3,500万円で年内発売予定。
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ワイヤレスクラウドサービスXDCAM Air(参考展示)。クラウドベースのENGサービスで、XDCAMカムコーダーを中心として展開しているワイヤレスソリューションを更に強化するサービスのコンセプト展示。
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XDCAM Airの利用によりネットを介したカメラのリーモートやライブ配信、収録素材の管理などをWebベースで行うことが可能。
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2/3型4K CMOSイメージセンサー搭載4K XDCAMメモリーカムコーダーPXW-Z450。PXW-X400をデザインコンセプトとしており、4Kでも従来と変わらない操作性を踏襲。4K CMOSイメージセンサーを搭載しており、記録はXAVC Intra、XAVC Longコーデックにより4K(3840×2160)60p記録が可能なほか、MPEG HD422などのHD記録にも対応している。米国発表で国内での発売は未定。
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PMW-F55用ポータブルメモリーレコーダーAXS-R7。4K映像で120fpsのハイフレームレート撮影や、録画開始の最大30秒前から映像をさかのぼって収録できるキャッシュレック機能搭載。ハイフレームレート撮影は新たに発売されるRAW記録対応メディアAXSメモリーカードS48シリーズが必要。
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オプティカルディスク・アーカイブドライブユニットODS-D280U。2個のレーザーヘッドをドライブの上下に各2台ずつ搭載し、計8個のレーザーヘッドで、ディスクの両面を同時に読み書きすることで、平均2Gbps(250MB/s)の読み出し、ベリファイ込み(記録時)で平均1Gbps(125MB/s)の高速書き込みを達成。価格は120万円で2016年8月発売。
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3.3TBオプティカルディスクアーカイブカートリッジODC3300R(追記型)。ソニーとパナソニックが共同開発した業務用次世代光ディスク規格「アーカイバルディスク」。ISO加速度試験による保存寿命は100年を超え、長期保存ニーズに応える耐久性を保持している。
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