Canonブース動画
Canonブース 360°全天球動画
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
Canonブースレポート
キヤノンブースでは、「SEE IMPOSSIBLE」を大きく掲げ、8Kカメラの試作品やEFシネマレンズ、HDマルチパーパスカメラ、モニター、プロジェクターなどを出展した。ブース内ni は毎年恒例となっているセミナーコーナーのほか、同社のインクジェットプリンターによる8Kプリントギャラリー、ハンズオンコーナー、Canon Logによるグレーディングのコーナーなどがあり、HDRや8Kに関連した出展が目立っていた印象だった。
すでに実用期に入ったといえる4K関連では、新製品のマルチパーパスカメラME200S-SHや小型ビデオカメラXA30/35のほか、デジタルシネマカメラEOS C300 Mark II、EOS C100 Mark IIなどファームウェアアップデートにより機能強化された6機種のカメラなどを出展。その他にも、中継などで使用される箱型レンズUHD DIGISUPER 90、UHD DIGISUPER 86、ENGレンズCJ20e×7.8B、CJ12e×4.3B IRSE S/IASE S、シリコン液晶LCOSを搭載したDCI対応のプロジェクターREALiS 4K500ST PROなどが出展されていた。
8K関連の出展機材は、カメラやモニター、レンズなどが参考出展されており、それぞれの完成度は高く、記録フォーマットや伝送などの規格が現在のところ流動的なため、試作にとどめているようである。
シネマ撮影スタイルにリグ組された試作品の8Kカメラ。8192×4320のスーパー35センサーを搭載しており、16:9を超えるDCI画角(1.89:1)のアスペクト比で60fpsの撮影が可能。レンズマウントはEFシネマロックタイプで、CN-E30-300mm T2.95-3.7 LSシネマレンズが装着されている
後部のレコーダーはConvergent Design社のOdyssey7Q。4台で8Kの画像を分割収録している
8Kデマンドズームレンスを装着した放送スタイルセットでは、カメラバックのExt BOXにより、カメラからの6G-SDIx4本を光変換して8Kディスプレイ側のExt BOXに8K RAWを光複合ケーブルで伝送。受け側のExt.BOXでリアルタイム現像し、PQ(SMPTE ST 2084)&BT.2020で出力し8Kディスプレイに表示
4K 2000nit HDRディスプレイ
8Kプリントコーナー。8Kカメラで収録された映像からRAWデータのスチル画像を取り出し、同社の業務用A2インクジェットプリンターimage PROGRAF PRO-1000で出力したプリントを紹介。傍らにはルーペが用意されており、プリントの高精細を確認できるようになっていた
新製品のマルチパーパスカメラME200S-SHと放送用レンズの組み合わせでHD撮影のデモを行っていた
6機種のカメラがバージョンアップによりAF速度が向上。鉄道模型を走らせたジオラマの周囲にはXC10やXF300/305などが並べられ、実際にAF速度が体感できるようになっていた