Autodeskブース動画

Autodeskブース 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)

Autodeskブースレポート

AutodeskはAutodesk Flameファミリーとして、Flame Premium、Flame、Lustre、Flare、Flame Assistの2017をリリースした。これらはIBCで発表されたサブスクリプションベースの新しいAutodesk Flameファミリーとなっており、ターンキーシステムからソフトウェアベースの販売に変わり、Flame、Lustreはそれぞれ単独でソフトウェアライセンス契約が可能となった。FlareやFlame AssistはFlameのライセンスを所有していなくても契約可能で、FlameはLinux版だけではなくOSX版もリリースされた。これにより、ハードウェアの制限も無くなり、公式の動作環境をベースに自在にカスタマイズできるようになった。これらは、1ヶ月をベースに、3ヶ月、1年ごとのライセンス契約が可能で、認定販売パートナー経由で注文するシステム。以前のように認証されたハードウェア環境で構築する場合は、認定販売パートナー経由でハードウェア購入及び保守契約を行うようになっている。

また製品以外として、レンダラーソフトArnoldを扱っているSolid Angle社の買収により、Autodesk 3ds MaxやAutodesk MayaでArnoldのレンダラーを使うことができるようになったほか、Google Cloud Platformと協業し、クラウドベースのストレージ/レンダリングサービスGoogle ZYNCを利用できるようになり、Autodesk Mayaなどでスケーラブルなレンダリング環境を利用できるようになったと発表された。

Flame 2017の主な新機能としては、Flameで10ビットのグラフィックスモニタのフルビット深度を使用可能になったほか、QuickTime(.mov)でAvid DNxHRのエクスポート、StingrayエンジンによるCamera FXやMatchboxの強化、Burn Metadataツール、新しいカラーピッカーおよびSmart Replace、Autoモードによるカラーマネージメントなどとなっている。

NAB2016_Autodesk_03070

FlameとMayaを使ったハイエンドなユーザ事例やLustreの次世代のカラーワークフローの紹介などのほか、日本語デモやFlame Award受賞者の表彰式などが行われた

NAB2016_Autodesk_03072

Autodesk Flameのバージョンアップにより、Desktop Reels Batch/Batch FX、Batch Groupの改善やMatchboxの更新、Burn Metadataツール、Action outputでの複数のレンダーパス対応などをプロジェクト管理ツールのSHOTGUNとともに紹介していた。また、RED SDKバージョン6.0.4をサポートし、DRAGON 6Kセンサーと新しい色空間(Rec.2020)に対応したほか、RED WEAPON 8KとRED RAVEN 4Kカメラにも対応。

NAB2016_Autodesk_03074

3DCGソリューションであるAutodesk Maya。Extension 2により、3Dモーショングラフィックスのための新機能として、プロシージャーやノードをベースとした3Dデザインワークフローを「Maya」に組み込み独自の3Dモーショングラフィックスを簡単に制作できるようになったほか、新しいレンダリングワークフローにより、シーンをレンダリングレイヤーに振り分ける作業を簡単に行える様になった。また、アニメーションのパフォーマンス、Bifrostワークフローの改善のほか、ポリモデリングとシンメトリ強化やディープアダプティブ流体シミュレーションと高精度化などの機能が強化されている。