Adobeブース360°全天球動画
RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)
Adobeブースレポート
Adobeは、Creative Cloudのビデオとオーディオ製品のアップデートを発表した。Premiere ProやAfter Effectsに新しく搭載した機能としては、After Effectsで提供されていたモーショングラフィックステンプレートをPremiere Proでも搭載したほか、エッセンシャルサウンドパネルの搭載やXAVCの再生パフォーマンスの改善とXAVC HLGの読み込みと出力を実現。また、Premiere ProとAdobe Stockの連携が強化されている。
新機能や機能強化についてのデモがブース内で行われていた。ブース裏手に個別のコーナーが設けられ、そこではさらに詳細な説明が行われていた
新しいタイトルツールが搭載されたPremiere Pro。これまでのタイトラーは廃止され、PhotoshopやIllustratorと同じテキストエンジンに基づく新しいタイトル作成機能を使用して、ビデオ上に直接グラフィックオブジェクトやタイトルを簡単に作成できる機能も加わった
VRビデオは通常、正面をいったんきめてしまうと方向の変更は難しかったが、Premiere Proに「VR投影法」と呼ばれるエフェクトが追加され、正面の位置をパン、チルト、ロールといった形で指定することができるようになった。
このほかにも、歩行の足のアニメーションを作れる「キャラクターアニメーター」機能の搭載や、NewTekのIPプロダクション向けのオープンプロトコルネットワークデバイスインターフェイス「NDI」にも対応。Adobe Photoshop CCやAdobe Illustrator CCで作成された複数のパペットをアニメーション化可能なCharacter Animatorのほか、Creative Cloudグループ版とエンタープライズ版で提供されるクラウドファーストの共同作業ワークフローが新たにDynamic LinkとAdobe Media Encoderに対応し、さらに効率化された連携作業環境を構築することができる仕様になった。
After Effectsにはフレームの中の手振れを自動的に補正する新プラグイン「カメラシェイクデブラー」を搭載。カメラの揺れにより生じるモーションブラーを軽減することで、これまで使えないとされていたような映像素材を使用可能にする
チームプロジェクト(ベータ版)。Dynamic LinkとAdobe Media Encoderに対応することで、さらに効率化された連携作業環境を構築することができるようになった
Adobe Stockの動画素材をPremiere Proのパネルの中のサムネールから内容を確認することができるようになった
Character Animator(ベータ版)。Adobe Photoshop CCやAdobe Illustrator CCで作成された複数のパペットをアニメーション化できるようになった