パナソニックKAIROSクラウドサービス説明写真

「KAIROS クラウドサービス」動画レポート

パナソニックブースで、もっとも目立った展示は「KAIROS クラウドサービス」だ。KAIROSには、オンプレミスとクラウドサービスの2種類を展開予定。KAIROSオンプレミスは、ユーザーのシステムの一部として構築されるソリューション、KAIROSクラウドサービスは映像コンテンツ制作現場の「撮る・創る・映す」ワークフロー全体をクラウド型で提供するサービスとしている。KAIROSクラウドサービスのターゲットは映像コンテンツ制作会社としており、価格は未定。サービスの開始は2022年春を予定している。

Inter BEEブースでは、「撮る」部分は実際にコンテンツ管理の様子をデモ。また、配信であったり、流れているカメラの映像の確認が可能。記録を開始すると、コンテンツをクラウドに撮りためができたり、リモートカメラの場合はカメラコントロールが可能。

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素材管理の画面

「創る」部分は、一般的にマルチビューの様子を紹介していた。オンエアのところがマーカーになっており、次に出す映像の確認が可能。また、コンテンツが入っている状況やPCからクラウド上にアクセスして、スイッチングの制御が可能だという。

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マルチビューの画面
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Kairos Creator

「映す」部分では、配信先を設定すればYouTubeに配信が可能だ。

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プログラムアウトの様子

ソニーは、クラウド中継システム「M2 Live」を提供開始しているが、「撮る」と「創る」の部分はソニーもパナソニックもカバーをしている。ただし、パナソニックのKAIROS クラウドは、クラウドを使った一連のサービス提供が特徴といえそうだ。