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バイオスブースで目立っていた展示の1つは、2U 12ドライブラックマウント型Thunderbolt 3接続ストレージ「EclairPRO EP2212TB3」のSSD搭載モデルの参考出展だ。もともとは映像制作、監視・DTP分野など業務用途向けの製品だが、SSD搭載により排気音や駆動音の悩みから解放されるのを特徴としている。
今回参考出品で展示されているものは、1TBのSSDを12台搭載し、RAID6で構築することで、10TB分の実容量を保持しながら、高信頼性も確保している。SSDを使用することによりランダムアクセスのスピードが格段に上がり、展示している筐体で8K60Pの映像をコマ落ちすることなく再生している。
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EclairPRO EP2212TB3の接続は「EM256B32」と同じようにThunderbolt 3での接続になるため、市販されているケーブルで概ね2メートルを超えるものはないが、ラックマウントのRAIDユニットを編集作業などを行っている近くには、SSDを使用することで格段に騒音は低減されたとはいえ置きたくないのが実情だ。
そのようことも考慮し、Thunderbolt 3対応の最大50メートルの光ケーブルもオプションで用意されている。サーバールームやマシンルームにEclairPRO EP2212TB3の筐体を設置しても、ハイスピードのThunderbolt 3接続が使えるのはとても喜ばしいことだ。
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