銀一:RODEの「Wireless GO II」メイン写真

近年、マイクを選ぶときに「RODE」の名前が候補にならないことはないだろう。国内でも信頼と認知度をあげて来たが、そこに次世代のワイヤレスシステム投入してきたことはご存じの諸兄も多いはずだ。「Wireless GO II」は発表当初からかなり話題に上っている商品だが、もう一度なぜ話題になり売れるのかを見てみよう。

まず超小型軽量で、デュアルチャンネル対応の受信機と2つの送信機でワンセット、送信機にはにはそれぞれマイクが内蔵されおり、そのまま収録する事も可能だが、もちろんLavalier GOというピンマイクを接続しての収録も行える。

そしてワイヤレスマイクを使用してロケやスタジオ収録を行っている時に、電波状況などが起因して音声が途切れる場合があると思うが、Wireless GO IIではそういったトラブルに対して、送信機の内蔵メモリーにも同時に音声を収録することが可能だ。

ここまで小型化された送受信機だが、ソフトウェアを介し様々な設定を行えるのも大きな特徴と言えるはずだ。また1:2のワイヤレスシステムだが、価格もすぐにでも手が出せる価格帯になっているのも、売れる所以なのは間違いない。

銀一:RODEの「Wireless GO II」説明写真

他社製品のワイヤレスマイク等では、受信機と送信機のチャンネルを合わせたり、ペアリング等の作業を行わなければならなかったりと、電源を入れてすぐ収録というわけにはいかない場合が多いと思うが、Wireless GO IIはそれぞれの電源を入れればそのまま収録を行うことができる。

Wireless GO IIは誤動作防止のために、ボタン数は極力少なく作られている。そのためソフトウェアを介して設定を行い、可動部や細かいボタンなどの点数を減らす事で、価格が抑えられている部分もあるのだろう。

また、アクセサリー類も充実してきている。今回発売前の2つのアクセサリが展示されていて、「COLORS 2」は、誰がどのマイクを使っているのか識別しやすくするためのアイテムで、「FLEXCLIP GO」は送信機を挟み込んでの装着用とピン止めするためのアクセサリーになっている。

銀一:RODEの「Wireless GO II」説明写真

このようにWireless GO IIをより使いやすいものにするためのアクセサリーも充実し始めているので、今後も需要が伸びるであろう商品である。

そしてミュージックラインの豊富な商品をフルラインナップ展示し、RODEのマイクの素性の良さキャラクターなどを、宮地商会の協力を得て個室防音ブースを設置し、遮音状態でRODEのマイクを体感できるわけだ。

銀一:RODEの「Wireless GO II」説明写真

このほか、フランスのAaton Digitalが製造しているデジタルオーディオレコーダー「キャンターX3」も展示されている。マイクだけでもこの数の展示、いろいろ試してみる価値はあるはずだ。

銀一:RODEの「Wireless GO II」説明写真