![アストロデザインATOMʼSメイン写真](https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2021/11/d2775c35c90136f3efb60ecfce760d70.jpg)
展示会場の中でもひときわスタイリッシュで目立っていたのは、映像撮影、編集、配信等に必要な機能を1台に備えるオフグリッドスタジオ「ATOMʼS」だ。アストロデザインとトムスが共同で企画・開発した車で、販売総代理店としてトムス、代理店としてアストロデザインが販売を行う。
興味深いのは、トムスとアストロデザインが企画・開発しているところだ。トムスはトヨタのオフィシャルチューナーとして、トヨタ車/レクサス車を中心とした自動車用品の企画から開発、販売までを一貫して行うアフターパーツブランドだ。車に関してはプロであり、ネームバリューも一般の方に浸透している。映像機器に関しては、なんでも実現できるアストロと協業ということで、ATOMʼS(アトムス)とう名前になったという。
![アストロデザインATOMʼS説明写真](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2021/11/509e55eed7aa306d537bfd0d55d93d49.jpg)
ブースに展示されていたATOMʼSはデモカーだ。たとえば、住宅展示場の場合、展示されていた住宅とまったく同じものをオーダーするという人は希少なはずだ。一般的には展示されていた住宅を見て、そこから予算や希望などを落とし込んでオーダーするだろう。ATOMʼSに関しても同じで、「展示のデモカーよりももっと小型化したものがほしい」などのオーダーを受けている。
![アストロデザインATOMʼS説明写真](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2021/11/b801350b5e048d02eb9d9fdd966dc2d9.jpg)
映像系のシステムをすべてIPで作っているのも特徴だ。SDIは画質はきれいで落ちにくいという特徴があるがやはり高価だ。また重量もあり、それでシステムを作るとトレーラーサイズの車が必要になる。ATOMʼSは映像系のシステムで全部IPベースで構築しており、コストが抑えられたり、機材の重量軽量化を可能にしている。そのため、トヨタランドクルーザー100のような一般の車でも搭載を実現している。
また、発電機(2.8kW)を搭載しており、燃料をエンジンと共用しており、普通に給油することで発電機の方が使えるようになる。
![アストロデザインATOMʼS説明写真](https://d3hhutmcavcnbo.cloudfront.net/pronewscore/wp-content/uploads/2021/11/2100128cd836b399ddad51d5acb5b5e1.jpg)
なお、車両のカスタマイズだけでなく、撮影機材と撮影スタッフを含めた業務請負も受注可能とのこと。