苦境の中で歩み進めた2021年映像業界を振り返る
今年で第12回を迎える「PRONEWS AWARD」。2021年はコロナ禍から復活の年とも言える。NAB 2021やIBC 2021などの大規模な展示会は見送られたが、国内は徐々に復活しつつある。映像業界を象徴するInter BEE 2021はオンラインのほかに2年ぶりに幕張メッセでリアル開催。大半の映像展示会が中止となる中で、リアル開催できたのは意義は大きい。
さらに世界的な半導体不足や新型コロナ感染拡大による部品の調達難問題もあったが、この厳しい状況を乗り越えて今年も話題の新製品が相次いだ。忘れ難い2021年の映像業界をPRONEWS AWARDで総括したい。
PRONEWS AWARDは、2021年の映像業界を大いに盛り上げた製品の中から、もっとも業界に影響を与えた技術・製品・サービス等をPRONEWS独自の視点で選ぶ賞のことである。編集部が、技術、市場性、将来性の視点から審査、選考し、表彰する。2021年は映像業界にとってどんな年だったのだろうか?「PRONEWS AWARD 2021」としてPRONEWS流に振り返り総括していこう。
今年のノミネート部門は、「カメラ部門」「レンズ部門」「アクセサリー部門」「ポストプロダクションツール部門」「配信部門」の合計5部門を設けた。対象製品は2021年1月1日から12月31日までに発売されたすべての製品やサービスだ。
この計5部門ごとに上位に選出された製品をリストアップし、ゴールド賞とシルバー賞を順次発表。そして再度全部門から映像全分野を振り返りPRONEWS AWARD大賞を大晦日である12月31日に独断と偏見で選出したい。あくまでもPRONEWSが独断で選出することは、あらかじめご了承いただきたい。
年の瀬にふと手を休め、みなさんもいろんなことがあった2021年に思いを馳せながら各部門を予想していただきたい。各賞は順次公開していきたいと思う。