stYpeの「RedSpy」といえば、xRやバーチャルプロダクションで活用されているカメラトラッキングシステムの代表格だ。 Epic Gamesの統計によると、放送業界で最も使用されているカメラトラッカーだという。
NABでは、同製品最新モデルによる3カメラポイントオールトラッキングソリューションを展示。 また、新しいセンサートラッキングシステム「Follower」もトラスにマウントして展示されていた。
新しいRedSpyは、解像度が従来の2倍以上、フレームレートが2倍と性能が向上。 イーサネット接続を導入しており、Wi-Fiスティックに置き換えて、レンダリングエンジンとワイヤレスで通信すると、ステディカムの使用時に実用的だという。
展示では、床にプレキシガラスを貼っており、床からの自然な反射を拾って、実際の屈折をキーイングできる様子を見せていた。また、本物の影や液体をキーイングすることも可能とのこと。
XRのワークフローにおいて、高度なカラーキャリブレーション技術により、壁と床との境界がわからないように処理できるという。 また、LEDの壁と延長されたセットの間の色の違いなどもまったくわからないように調整してくれるとしている。