Frame.io、「Camera to Cloud(C2C)」のデモを紹介。シネマカメラやミラーレスだけでなく、スマホからも撮影しながらデータを同期[NAB2022 Booth]

Adobeが提供するFrame.ioの「Camera to Cloud(C2C)」は、撮影カメラの録画ボタンを押すと同時に同期し、撮影データを自動的にクラウドへアップロード共有するシステムだ。

同システムは、制作とポストプロダクションの間のやり取りの手間を削減できるため、時間コストの大幅削減が期待できるという。

デジタルシネマからミラーレス、スマホまで、あらゆるカメラをクラウド接続が可能。シネマカメラの場合は、Teradek Serv 4Kを使用して、ARRI、Canon、Panavision、RED、Sonyのシネマカメラを接続できる。

また、ミラーレスおよびデジタル一眼レフの場合、ATOMOSのNINJA V/V+やSHOGUNを使用して、Canon、Nikon、Panasonic LUMIX、Sonyなどのミラーレスおよびデジタル一眼カメラからHDMI経由でキャプチャおよびアップロードできるようになる。

そのほか、iPhoneやAndroidスマホの場合、FiLMiC Proアプリを各モバイル端末にダウンロードすることで、スマホ内のデータを他者に共有できるようになるという。Adobeブースでは、同社イノベーション担当シニアディレクターであるMichael Cioni氏が、自身のスマホで撮影しながら、ATOMOS Connectモジュールを介してクラウドに共有するデモを見せてくれた。

簡単なセットアップで、撮影場所を問わず、映像データを共有できるため、制作の高効率化が見込めるという。また、制作ファイルは、日付、ファイルタイプ、デバイスごとに自動的に論理フォルダに整理されるので、目的のファイルを探す手間も軽減される。