ローランドは2024年9月2日・9月3日の2日間、富山県民会館にて開催された「北陸放送機器展 2024」に出展。SRT対応ビデオ・スイッチャー「V-80HD」とRolandのスイッチャー、AVミキサー専用のタイトル/グラフィックス生成ソフトウェア「Graphics Presenter」を北陸エリアで初展示した。

V-80HDは、8月29日に発売したばかりのSRT対応ビデオスイッチャーだ。デモを見せていただいた中でもっとも特に気になったのは、よく使う機能にすぐアクセスできる「アサイナブル・パッド」の搭載だ。以前は小さなユーザーボタンを4つ搭載していたのが、V-80HDからアクセスしやすくボタンも大型化して、さまざまな機能を割り当てられるようになっている。

機能によってLEDの色を変えることが可能。例えばオーディオ系は赤にグルーピングしたり、映像系の機能は緑でグルーピングするようなアレンジも可能だ。

緑に点灯している8つのボタンがアサイナブル・パッド
[SETUP]ボタンでアサイナブル・パッドの割り当て機能をディスプレイに表示できる

モーショングラフィックスソフトウェアの「Graphics Presenter」も話題だ。北陸放送機器展の会場でも、テロップの演出は大変反響があったという。

現在の対応はV-80HDのみだが、9月中にVR-120HDの対応を予定している。さらに今後はSR-20HD、VR-6HD、V-160HD、V-8HD HDなど、ここ1、2年に発売した機種にも順次アップデートで対応していく予定としている。

これまではPowerPointなどでさまざまなデザインを作っているクリエイターも多かったが、Graphics Presenterは約120種類のデザインを用意してスタートした。今後、ユーザーの声を聞きながら順次クラウドサービスのデザインを増やしていくとしている。

Roland のスイッチャー、AVミキサー専用のタイトル/グラフィックス生成ソフトウェア「Graphics Presenter」
スポーツ中継に最適なコンテンツのプリセットの例