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SIRUIは、「Vision Prime」という新シリーズのシネマレンズを展示している。
Vision Primeの紹介に入る前にSIRUIブースで驚いたのは、レンズの展示がメインであり、三脚が一部という点である。SIRUIといえば、三脚などのアクセサリーメーカーであると思われていたが、現在はレンズメーカーといっても過言ではないほどレンズに力を入れているように見受けられる。もちろんスチル向けAFレンズも登場し話題となっているが、その中でもシネマ寄りのレンズのラインナップが多い点も注目すべきである。
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Vision Primeのラインナップは、24mm、35mm、50mmの3本であり、年内に2本のレンズが登場予定である。いずれもフルサイズ、フルフレーム、T1.4のレンズを特徴としている。
第一印象は、T1.4のフルサイズでありながら、小さく軽量であることだ。SIRUI自体が、軽量かつ小型に作ろうという傾向がある。そして、しっかりとした写りを出す。このVision Primeも、焦点距離35mmのレンズで590gの重量を備えており、このレンズラインナップはフルサイズにしては非常に小型である。
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その他の特徴として、非常に珍しいEマウントのレンズでありながら、マウントの交換が可能なマルチマウントシステムを採用している点が挙げられる。交換可能なRF、L、Zのアダプターが3種類付属し、ユーザー自身で付け替えて使用可能である。
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レンズとしては非常に優れた特性を有しており、その点は過去のSIRUIのレンズと同様である。最小のフォーカスブリージング性能、ディストーションもかなり低減させたレンズとなっている。
ちなみに1本あたりの価格は税込106,700円と、シネマレンズとしてはかなり安価である。3本セットでは税込312,400円という価格設定も魅力的だ。
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