写真・動画編集向けHDR10/HLG対応の32型4Kカラーマネジメント液晶モニター「SW321C」
ベンキュージャパン株式会社は、AQCOLORシリーズの新製品としてハードウェアキャリブレーション対応の32型4Kカラーマネジメント液晶モニター「SW321C」を発表した。SW321Cのこだわりポイントは「色精度」「利用者の作業効率改善に役立つ設計」「安心して利用できる」の3つ。色精度面では、工場出荷前に1台1台校正し、箱から出す瞬間から正しい色で作業可能となっている。ハードウェアキャリブレーションに対応しているため、利用時間に応じて生じた色のズレを元通りに戻すことが可能。ユーザーの作業効率改善に考慮した設計として、遮光フード同梱、OSDコントローラー、豊富な接続端子および60W給電、PIP/PBP、USBハブ、GamutDuo機能などを搭載している。また個別キャリブレーションレポート、CalMAN認証及びPANTONE認証取得、3年間保証及び代替え機貸出サービスなどをあり、安心して使用できるよう考慮されている。
SW321Cの使用用途は、静止画編集(写真、画像、広告、ポスターなど)だけでなく、動画コンテンツ編集(ショートシネマ、商業用など)も想定して開発されている。放送コンテンツ編集用として使用する場合は、マスターモニターとしてではなく、カラーグレーディングやエフェクト処理時のモニターとして使用することもできる。
開発の際に苦労した点やこだわったポイントとして、今までにない新しい液晶パネルの採用が挙げられる。同社内ではARTパネルと名付けており 、光の反射を最小限まで抑えている。このARTパネルを採用することで、周囲の光によって色がゆがむことを防ぐこと以外にも、長時間モニターを見続けても目が疲れにくい特性をもつ。これは紙から生み出した発想で、照明の下に4〜5時間本を読んでもさほど目の疲れを感じないことから、この紙と同じような光学特性を持ったモニターを創り出すことが開発チームのミッションだったという。ARTパネルをゼロから構築するためにR&Dセンタ0で約2年間の時間を費やした後、さらにに6か月をかけて、完璧な色再現ができるよう微調整された。SW321Cは、すべての工程にこだわった製品となっている。
■一言アピール!
BenQはより多くの人にカラーマネージメントモニターをお届けできますよう、お手頃な価格で提供できる製品の開発に注力しています。それでもクオリティへ妥協しているわけではありません。SW321CをはじめとしたAQCOLORシリーズ製品は、ハイクオリティとベストプライスを融合した優秀なモニターです。
AQCOLORは「Accuracy」と「Color」から生まれた造語、BenQが色精度に対するこだわりです。AQCOLORの誕生には、最高の基準を求め続けるBenQのたゆまぬ努力があります。その中核にあるのは、4つの原理と色精度における5つの要素。それらをしっかりと取り込むことで、色再現が最重視されるモニター製造において色精度が重要な役割を果たします。