NABのAputureブースでは、最新の高出力LEDライト「STORM CS32」が展示された。同製品は、3200Wクラスの出力を備えるCOB(チップ・オン・ボード)タイプのLEDライトである。従来モデルであるXT 26の高出力性能と、CS 15のフルカラー機能を統合した設計となっており、4kWクラスのHMIに匹敵する出力を実現したとされる。
最大の特徴は、新開発の「Blair CG」エンジンを搭載している点にある。ブルー、ライム、アンバー、インディゴ、レッド、シアン、グリーンの7色を組み合わせることで、高い彩度表現を実現している。さらに、光の質を示すSSI(スペクトル類似指数)においても、タングステンで93、昼光で92という高い数値を達成しており、自然光や従来光源に近いスペクトル再現性を備える。
機能面では、色温度(CCT)を1800Kから20,000Kまでの広いレンジで調整可能である。また、「ホワイトライト・スタンダード」オプションにより、実際の太陽光に含まれるわずかなグリーン成分まで再現する「CIE昼光モード」に対応する。これにより、自然光との混在環境でも違和感の少ないライティングが可能となる。
筐体設計も改良されており、高出力ながら可搬性を考慮した構造となっている。過酷な環境での使用を想定し、ロック機構も強化された。操作はコントロールボックスや本体操作に加え、DMX、Bluetooth、専用アプリ「Sidus Link」によるリモート制御にも対応する。