NAB 2026の会場で、とにかく勢いが止まらないのがInsta360だ。以前は360°カメラ専門のイメージが強かったが、今やアクションカメラやポケットカメラの分野でもブースは大盛況となっている。そんな中、最近SNSをざわつかせている最新プロダクト「Luna」が、くもりガラス越しに姿を現した。ディスプレイには「Luna Ultra」と「Luna Pro」の文字がはっきりと刻まれており、出し惜しみなしの構えだ。


見た目は、某社のポケットサイズジンバルカメラを彷彿とさせる縦型スタイルに見える。ガラス越しなので断定はできないが、左側の黒いモデルが2眼タイプ、右側の白いモデルが1眼タイプだろう。あくまで筆者のまったくの予想だが、このサイズ感で8Kや4K/120Pといったハイスペックがぐっと身近になると予測している。このメーカーの勢いからして、手のひらサイズに高い性能を詰め込んでくるのは間違いない。

もう一つの注目製品が、ワイヤレスマイクの新製品「Mic Pro」だ。「マイクはもうお腹いっぱい」と思う人もいるだろうが、これがなかなか面白い。最大の特徴は、カスタマイズ可能なE-Inkディスプレイを搭載している点だ。アプリから画像やロゴを直接アップロードして、マイクを自分専用のブランドアイテムに書き換えられる。これまでの製品にも似た機能はあったが、E-Inkによる独特の質感は目を引くものがある。

単なるマイクとしてだけでなく、ディスプレイを無地にして存在感を消したり、ロゴを表示して映像にアクセントを加えたりと、表現の幅を広げる予感がして楽しみだ。機能面も抜かりなく、3マイクアレイによる指向性収音やノイズキャンセリングを装備し、最大4 TX + 1 RXといった複数人収録にも対応する。さらに32bitフロート内部録音を実現しており、音割れのリスクを抑えたレコーダーとしても活用が可能だ。

何より実用的なのが、Insta360製品とのシームレスな接続だ。レシーバーなしでX5やAce Pro 2、GO Ultraなどのカメラと直接ペアリングでき、48kHzの高音質録音を提供する。「なぜ今さらマイク?」と最初は感じたが、この連携の良さを見せられると納得せざるを得ない。すでにInsta360のカメラを愛用しているユーザーにとって、このマイクとの組み合わせは無視できない選択肢となるだろう。
