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同社はミニコンバーターのメーカーとして定評があり、数々の製品をラインナップしており、小型ビデオカメラやデジタル一眼などを使った撮影現場では必需品といえる。HD収録が始まった頃からモニターとカメラを接続する際にアナログコンポーネントとHD-SDI、更にはコンポジットへの変換、HDMIとHD-SDI変換、伝送距離に限りのあるHDMIやHD-SDIを長距離伝送するファイバー伝送装置などを市場に投入し、まさに痒いところに手が届く製品を投入している。また、カメラ収録より高画質で収録可能なレコーダーKiProシリーズや、4K対応のカメラCIONなど、コンバーターから収録機材全般に幅を広げている。
今回は、デジタル一眼などのHDMI信号をHD-SDIに変換するミニコンバーターや、昨年発表された4K対応レコーダーKi Pro Ultra、4K対応プロダクションカメラCIONのほか、ワイヤレスタイムコード同期システムTimecode Buddyなどを出展した。今回はCP+ということもあり2月10日に発表されたRovoCamは出展されていなかった。
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4K/UHD/2K/HD対応レコーダー/プレーヤーKi Pro Ultra。4K(4096×2160)、UHD(3840×2160)、2K(2048×1080)、HD(1920×1080)に対応しており、小型ながら4K60p収録も可能。接続方法は3G-SDI、ファイバー、HDMIによる入出力が可能となっており、あらゆる機器と接続できる
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4K対応プロダクションカメラCION。Apple ProRes 4444(最高4K 30fps)や ProRes 422(最高4K 60fps)への直接収録や最高4K 120fpsのAJA Rawデータ出力が可能。Thunderboltコネクターを装備しており、4K 30fpsのAJA Raw出力が可能
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HD-SDI×4の4K信号をHDMIに変換するコンバーターHi5-4K。4096×2160ピクセルの4K信号を3840×2160のUHDに変換したり、50/60fpsの4K/UHD信号を25/30fpsの4K HDMIに変換可能なほか、HD-SDIからHDMI変換にも対応している
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光ファイバーコンバーターFiDO-4R-ST/FiDO-4T-ST。FiDO-4R-STは光ファイバーから3G-SDI×4へFiDO-4T-STは3G-SDIから光ファイバーへ変換可能で、この2台をペアで使用することで、3G-SDIを光ファイバーで長距離伝送することができる
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ワイヤレスタイムコード同期システムTimecode Buddy。マルチカメラ収録時やビデオと音声レコーダーとのタイムコード同期をワイヤレスで行うことが可能な機器で、タイムコードは外部だけでなく内部のテイムコードを使用することも可能
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