コンバーターやビデオキャプチャーボードのメーカーとして発展してきた同社だが、現在ではビデオスイッチャーやレコーダー、フィルムレコーダー、モニターオーディオ機器などのほか、カメラもそのラインナップに加わっている。すでにビデオ機器メーカーとして撮影から編集まで全てのシステムが揃っており、同社の製品だけで全てが揃う状態になっている。
特にコストパフォーマンスの高い製品が多く放送局などのビジネスユースだけでなく個人のユーザーも数多い。今年は、デジタル一眼のレコーダーとして最適なモニター付きレコーダーVideo Assistや、コンパクトサイズのデジタルシネマカメラMicro Cinema Camera、同サイズで4Kまで撮影可能なスタジオ向けのMicro Studio Camera 4K、URSA mini 4K/4.6Kなどの撮影周辺機器のほか、スイッチャーやカラーグレーディングシステムDaVinci Resolveなども出展した。
デジタル一眼用HDレコーダーVideo Assist。HDMI入力および6G-SDI入力に対応しており、10bit 4:2:2でProRes HQまたはDNxHDでSDカード収録可能。HD解像度の5型のタッチパネルLCDモニターにより直感的な操作が可能
発表時ドローンへの搭載や仕込みカメラとしてもその小型軽量が話題になったマイクロカメラシリーズ。Micro Studio Camera 4Kは出荷されているが、Micro Cinema Cameraは3月出荷開始の予定
通常の撮影用カメラとしてだけでなくドローン搭載も視野に入れた4K対応の小型カメラURSA Miniシリーズ。4K EF、Blackmagic URSA Mini 4K PL、Blackmagic URSA Mini 4.6K EF、Blackmagic URSA Mini 4.6K PLがラインナップされており、こちらも4Kセンサーモデルは出荷されているが4.6Kモデルは3月出荷開始となっている
個人でカラーグレーディングを可能にしたDaVinci Resolveも現在DaVinci Resolve 12となり、新しいインターフェースやカメラ編集、新しいメディア管理ツール、VST/AUプラグインに対応したほか、Intel Iris GPUおよびIntel Iris Pro GPUに対応したことで、ラップトップを含む様々なシステムでのパフォーマンスが向上した
小型軽量のマイクロカメラシリーズはドローン搭載に最適ということで、ドローンによる撮影システム一式を披露していた。ただ、会場の関係もあり、実際の飛行デモは行われていなかった
デモ用のフライトケースには、4KモニターSmartView 4KやATEM Production Studio4K、SmartView Duo、UltraStudio 4K Extremeなどの最新機器が収納されていた