グラスバレーがベルデン傘下になり、ますます放送局など大きなシステムが多くなり、EDIUSのように個人レベルで導入することの多い製品は少なくなってしまったが、EDIUはカノープス時代からのファンも多く、いち早く最新のコーデックに対応する姿勢は今も引き継がれている。EDIUSはいち早く一眼レフカメラの動画編集に対応したことから、カメラメーカー各社が動画対応になったころ動画編集のデモに盛んに利用していた。
EDIUSは4KやHD、SDなどの解像度やフレームレートの異なるビデオを一つのタイムライン上で編集でき、様々なフォーマットを変換なしでネイティブに編集することができるので、編集用の中間コーデックへの変換に煩わされることなく編集を行えることからスピーディーな編集を行うことが可能で、デジタル一眼の動画編集のみならず一般のビデオ編集用のソフトとして利用しているユーザーが多い。
最新バージョンのEDIUS 8は、Windows 10対応やマルチコアCPU対応、GV Browserの搭載により、更にスピーディーかつ効率的な編集作業が行えるようになった。ラップトップとデスクトップのターンキーシステムを出展
昨年発売となったEDIUS 8は、SD/HD/4K対応のビデオカメラで撮影された様々なファイルをレンダリングなしでネイティブ編集が可能なほか、新たなツールとしてGV Browserが搭載され、ビデオや写真など、PC上に保存されたコンテンツを統合管理することが可能になった。また、Windows 10をサポートし、最新のマルチコアCPUに最適化したことで、他の編集ソフトに比べて高速なノンリニア編集環境を提供している。
今回新製品として出品したEDIUS 8は、Windows10対応やマルチコアCPU対応、GV Browserの搭載など最新のOSやハードに対応したもので、GV Browserは、XDCAM、P2、XAVCなどのプロフェッショナル用カメラフォーマットのほか、デジカメ、スマートフォン、ウェアラブルカメラなどのコンシューマー製品にもネイティブ対応しており、コメントやレーティングなどのメタデータを登録でき、簡単な操作で検索することができる。また、GV Browserの登録内容は、EDIUSのソースブラウザー上にも表示され、編集素材の管理においても便利になった。
EDIUS Pro 8編集画面。GV Browserの搭載により編集素材の管理やメタデータの編集、検索などは簡単な操作で行えるようになった
EDIUS 8が搭載されたノンリニア編集用ラップトップワークステーションREXCEED LT-G2