Blackmagic Designプレスカンファレンス動画

Blackmagic Designブース動画
Blackmagic Designブース 360°全天球動画

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Blackmagic Designブースレポート

Blackmagic Designは、NAB初日の4月18日にSDメモリーカードに4K動画データをエンコードして25枚まで同時記録可能なDuplicator 4KやURSA用の7型スタジオカメラ用ビューファインダーURSA Studio Viewfinder、4K収録可能なVideo Assist 4K、Thunderboltキャプチャー・再生ソリューションUltraStudio 4K Extreme 3などを発表し、会場ブース内に出展した。

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Duplicator 4Kは、4K対応のH.264エンコーダーを搭載しており、12G-SDIからのビデオ入力をリアルタイムでエンコードして最大25枚のSDメモリーカードに記録することができるもので、8GBのメモリーで約1時間の収録が可能。SD/HD/UHDフォーマットでの記録に対応しており、最大2160p60までのフレームレートでの書き込みが可能

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URSA Studio ViewfinderはURSA miniと組み合わせ、スタジオカメラ仕様とすることを念頭に企画されたもので、今回のビューファインダーの発表に合わせてURSA Miniのファームアップも発表された

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新たに発表されたファームアップにより、同社のATEMスイッチャーからのトークバック、タリー、カメラコントロール、カラーバランス、レンズコントロールなどが可能になったほか、ID、リファレンスタイミング、SDI出力オプションの設定が可能になり、URSA Miniを本格的なスタジオとして使うことができるようになった。なお、インカム機能やRGBタリーも搭載している

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Video Assist 4Kは、LANCコントロールのほか、カメラからのHDMI/SDI信号に同期したRECトリガーに対応しているほか、2基のメモリースロットを装備しており、リレー記録ができる。記録はUHS-Ⅱクラスのメモリーに10bit 4:2:2 HDまたはProRes/DNxHDで記録可能。モニターは、フルHD 7型タッチスクリーンモニターで、UHDモニターとして使用することもできる

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UltraStudio 4K Extreme 3は40Gb/sのThunderbolt3に対応しており、12G-SDI、HDMI2.0、アナログコンポーネント、コンポジットビデオ、バランスXLRおよびAES/EBUデジタルオーディオ、さらに光ファイバー端子も装備されており、60fpsまでのUHDおよび4Kのキャプチャー・再生が可能。またThunderboltのループスルーにより6つまでのデバイスと接続可能なので、高速ディスクアレイに接続すれば、単一のThunderboltケーブルでビデオストレージに接続して収録することができる

同社ブースではその他にも、単一のモニターで4つの画像を分割表示できるMultiView 4、HDMI・SDI対応のMicro Converter、4系統対応のキャプチャー・再生PCI ExpressカードDeckLink Duo 2、Blackmagic Camera SDI Control Protocolを使用してカメラをリモートコントロールするためのArduino 3G-SDI Shieldなどが発表されたほか、ATEM 6.8やDaVinci Resolve 12.5のアップデートが発表された。今回発表された新製品の多くはライブ収録を意識した物が多く、PCレスでの収録も可能としている。