Angénieuxはスチルカメラ用のフィルム時代からズームレンズを得意とするメーカーで、こうした伝統は現在まで続いているようだ。今回のNABでも「Optimo Style 48-130 T3」というズームレンズの新製品を発表している。デジタルシネマ時代にマッチしたアナモフィックレンズや、マウント交換可能なハイコストパフォーマンスズームレンズ「Type EZ」シリーズなどを最近でも次々と世に送り出している。
また、ズームレンズ以外にもアナモフィックレンズに特化したアクセサリーとして、「Optimo 56-152 A2S」と「Optimo 30-72 A2S」専用のアンコートフロントレンズエレメントや、「Optimo 44-440 A2S」専用の特別コーディングリアレンズエレメントを発表した。
Optimoシリーズは、シャープネスでありながらシネマチックな柔らかい描写ときれいなフレアを最大の特徴とするズームレンズだが、新しく発表されたレンズエレメントにより、シャープさの中により自然できれいなボケを描写できるようになった。
今回新たに発表された「Angenieux Optimo Style 48-130 T3」。Optimo Styleのシリーズには現在「16-40 T2.8」「30-76 T2.8」「25-250 T3.5」がラインナップされているが、今回の新製品により4本のレンズが揃ったことになる
コンパクトなニューシリーズ「Angénieux Type EZ-2 15-40mm F1.9/T2」。スーパー35mmとフルフレーム(フル35mm)のどちらにも対応するType EZ-1シリーズの「30-90/T2」とともに後部のレンズエレメント交換によりフルサイズ対応にすることが可能なほか、PLやE、EFマウントに交換可能
Angénieux Type EZシリーズのオプション「MSU-1A」を装着することで、ENGスタイルのレンズとして使用することが可能。キヤノンやフジノンのズームコントローラーを接続使用可能
アナモフィック標準ズームレンズ「Optimo 56-152 A2S」。ズーム、フォーカス、アイリスのコントロールが可能なサーボユニットやEFおよびPVマウントがオプションで用意されている
アナモフィック望遠ズームレンズ「Optimo 44-440 A2S」。昨年のNABで発表されたモデル