小型・軽量ボディで機動力の高さが特長!ラージフォーマットGFXシリーズ「GFX100S」「GFX50S II」

CP+2022オンラインや、リアル展示会場で展示予定だった製品について、富士フイルムの担当者に話を伺った。

――CP+2022の目玉製品(プロダクト/サービス/ソリューション)を教えてください
2021年に発売した、ラージフォーマットGFXシリーズの「GFX100S」と「GFX50S II」です。

――主な特徴や、アピールポイントを教えてください
GFXは、44x33mmの大サイズイメージセンサーを搭載したラージフォーマットミラーレスデジタルカメラシステムです。GFレンズとの組み合わせで、フォーマットの大きさを活かした解像力・立体感・空気感などに加え、従来の中判カメラの常識を覆すコンパクトな小型・軽量ボディと、ミラーレスカメラならではのオートフォーカスやボディ内防振機構によってもたらされる機動力が特長です。

――どのような現場やシーンでの使用を推奨・想定していますか?
風景やファッション・コマーシャルの現場を中心に、旧来中判以上のフォーマットが好んで使用されていた現場はもちろん、デジタル技術によるオートフォーカス性能の進化や高い防振性能によって、従来中判システムでは撮影が厳しかった現場やシーンでの撮影にもおすすめしたいと考えています。

――製品の開発コンセプトを教えてください
GFX100S:1億2百万画素の圧倒的な解像力・立体感・空気感を持ちつつ、全ての最新技術で実現された機動力が小型軽量ボディに詰め込まれたモデル(位相差AF/ボディ内防振/コンパクトなボディサイズ)
GFX50S II:GFX100Sの小型軽量・機動力を継承しつつ、5000万画素の描写性能を誇るGFX 50S/GFX 50Rを継承するモデル

――企画・開発の際に苦労した・こだわったポイントなどを教えてください
中判システムとしては従来では考えられなかった小型・軽量と機動力実現するために以下の2つにこだわりました。
(1)カメラの内部構造の根幹となるシャッター、防振ユニット、電池、外装構造を全て見直し最も小型化が可能な構成となるよう新開発したこと
(2)大型センサーの浅い被写界深度、かつ1億画素という解像度の中でのフォーカス精度をいかに高速かつ正確に合焦させるか、そのためにセンサーから読み出される情報に何度も工夫を加えることでようやく実現することができました。
この2つを両立することで生まれたのがこの2機種になります。