全て金属素材の削り出しの超広角レンズ「SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary」

CP+2022オンラインや、リアル展示会場で展示予定だった製品についてSIGMAの担当者に話を伺った。

――CP+2022の目玉製品(プロダクト/サービス/ソリューション)を教えてください
「SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary」です。

――主な特徴や、アピールポイントを教えてください
すべて金属削り出しの精緻なレンズ鏡筒、作動感まで心地よい高いビルドクオリティと、妥協なく画質を追求した高い光学性能を実現し、ミラーレス時代の交換レンズの新たな価値に挑戦するIシリーズに、超広角レンズの20mm F2 DG DN | Contemporaryが加わりました。コンパクト設計ですが、最も優れた光学性能を必要とする星景撮影での使用においても、十二分に満足していただける性能を備えています。

――どのような現場やシーンでの使用を推奨・想定していますか?
超広角ならではの強いパースペクティブを活かした迫力ある表現を画面いっぱい、存分に楽しめます。風景はもちろんのこと、スナップ、オーロラや星空写真、超広角のポートレートやクローズアップ撮影など、幅広くご使用いただけます。

――製品の開発コンセプトを教えてください
20mm F2 DG DN | Contemporaryは、「プレミアムコンパクトプライム」Iシリーズの7本目のレンズです。Iシリーズはフォーカスリング、絞りリング、レンズフードに至るまで、全て金属素材の削り出しで作られています。単に見た目の美しさだけではなく、常に高い性能を発揮する、優れたデザインと卓越したビルドクオリティを備えたレンズであることを目指しています。超広角の20mmから中望遠の90mmまで、7本のラインアップが揃ったIシリーズ。写りを楽しむだけでなく、所有する喜びも感じていただきたいと考えています。

――企画・開発の際に苦労した・こだわったポイントなどを教えてください
広角レンズではフロントにフィルターを取り付けられないものも多い中、20mm F2 DG DN | Contemporaryはφ62mmのフィルターの取り付けが可能です。また性能面では、後処理では補正できないサジタルコマフレアを抑制することに注力し、高い点像再現性を実現しました。フレア、ゴーストに配慮した設計に加え、スーパーマルチレイヤーコートとナノポーラスコーティング(NPC)を採用することで、優れた逆光耐性を発揮し、強い入射光に対しても影響を受けにくい設計を行っています。さらに、近接能力も高く、広い画角を活かしたクローズアップも楽しめます。