電気接点を搭載し、ボディとの通信を実現「Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(ニコン Zマウント用)」

CP+2022オンラインや、リアル展示会場で展示予定だった製品についてコシナの担当者に話を伺った。

――CP+2022の目玉製品(プロダクト/サービス/ソリューション)を教えてください
近日発売予定製品の「Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(ニコン Zマウント用)」です。

――主な特徴や、アピールポイントを教えてください
ニコンZマウント用フルサイズセンサー(ニコン FXフォーマット)対応の交換レンズになります。株式会社ニコン様のライセンス契約により電気接点を搭載し、ボディとの通信を可能にしています。
APO-LANTHARはVoigtlander最高性能を誇る光学性能に与えられたレンズ銘です。アポクロマートを採用し、各種収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求した標準レンズとなります。

――どのような現場やシーンでの使用を推奨・想定していますか?
解像感を強く求めるシーンでの撮影に適しています。

――製品の開発コンセプトを教えてください
高性能レンズは、一般的に製品の全長や製品重量が増えてしまい、可搬性が悪い傾向にあります。APO-LANTHARは高性能を維持し、あえて必要以上の明るさを追い求めないこと、マニュアルフォーカスレンズであることを活かし、コンパクトで高性能のレンズを目指しました。

――企画・開発の際に苦労した・こだわったポイントなどを教えてください
本レンズは既に発売しているソニーEマウント用APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalの光学系をベースに、ニコン Zマウントセンサーに最適化した光学設計をしております。各社センサー特性が異なるため、ニコンZマウントセンサーに最適化が必要である面に苦労しました。
また、製品デザイン面ではニコンZマウントはマウント径が大きいため、ボディとのバランスや操作性などを考慮し使いやすいデザインにまとめるところが苦労しました。