ヴィデンダムプロダクションソリューションズのブースでは、様々なカメラや用途に対応するVintenのペデスタル「Ospreyシリーズ」を展示。以前からOspreyという機種はあったが、今年シリーズの名前としてOspreyという名前に統一された。国内では名称変更後Inter BEEが初展示となる。最大荷重の違いやステアリング機能の有無などで5種類に分かれる。

Osprey Lite

最大荷重35kgで、軽量カメラシステムやPTZカメラなどと組み合わせて、小規模スタジオやスタジアムなど移動先での運用が可能。ドリー部分とコラム部分は工具なしでの取り外し、組み立てが可能になっている。また、高さ調整を2段で行うが、上段は空気圧、下段は油圧になっている。基本的には下段を事前に調整して決めた状態で、上段での調整をしながら撮影をするという形になる。

Osprey plus

Liteとの違いは最大荷重が70kgになっているのと、プロンプター搭載への対応だ。以前は最大荷重が55kgだったが70kgまで増えたことで、載せられるカメラの選択肢が広がった。

Osprey plus S

最大荷重はplusと同じだが、plusとの違いは、ハンドルとタイヤが連動して動くステアリング操作が可能になっている点。より柔軟な移動ができるようになっている。コラム部分については、plus、plus S共に、lite同様上段が空気圧、下段が油圧となっている。

Osprey elite S

plus Sとの違いは、最大荷重が80kgになっていることと、コラム部分が2段とも空気圧で調整ができる点。一番下から一番上まで77cmの範囲で任意に調整することができる。plus S同様にステアリング操作が可能。

plus Sのコラム部分。上段が空気圧、下段が油圧になっている
elite Sのコラム部分。上下段共に空気圧になっている

plus、plus S、elite Sについては、車輪のサイズが大きくなっている中継タイプも用意されている。

Osprey studio S

elite Sとの違いとしてはフルスカートがついている点だ。内蔵のケーブルガードを装備しており、ケーブルが入り込まないよう調整可能となっていて、Ospreyの上位の位置付けとなる4段式ペデスタルのクワトロに近い操作感が得られる。

Ospreyシリーズは、細かく豊富なバリエーションを用意することで、ユーザーの様々なニーズに対応している。