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ポストプロダクション部門のノミネート発表

例年のPRONWS AWARD ポストプロダクション部門は、主にポスプロツールに焦点を当てて表彰してきたが、2022年はメディア共有や共同作業による制作ワークフローにも視点を広げてノミネートを選考した。

新型コロナウイルスの影響で、遠い存在だったリモートワークが映像制作業界にも普及。さらに、国や地域を超えて、世界中のクリエイターが別々の場所からメディアを共有してポストプロダクションを行えるツールが多数登場した。

しかし今年話題のリモート/コラボレーションツールの中でも、Dropboxの「Dropbox Replay」はベータ版のため、さくら映機のIPリモートテクノロジー「ALBA e tramonto」は参考展示段階のため、残念ながら今年はノミネート外とした。来年の正式リリースに期待したい。

ポストプロダクション部門にノミネートされた製品は以下の通りだ。

■Avid NEXIS | EDGE

ポストプロダクション部門説明画像

Avid NEXIS | EDGEは、NEXIS共有サーバーに、リモート作業をコンセプトにしたポストプロダクションのための新ワークフローソリューションだ。Webクライアントを使用すると、エディター、プロデューサー、ショーランナー、制作アシスタントがAvid NEXISを活用可能。また、幅広いクリエイティブチームやポストプロダクションチームがシームレスにコラボレーション、メディアの検索、プロジェクトの整理、ストーリーボードの作成、クリップの編集、コンテンツのレビューを行うことが可能になる。Adobe Premiere Proを使用しているエディターは、オプションの「Premiere Pro Editing Connector」を使用することでAvid NEXIS | EDGEにアクセスすることができるとしている。

■Blackmagic Design DaVinci Resolve 18

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DaVinci Resolve 18は、編集、カラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオといったポストプロダクションをひとつのソフトウェアに融合したソリューションだ。クラウドコラボレーションを追加し、複数のエディター、カラリスト、VFXアーティスト、オーディオエンジニアがどこからでも、同じプロジェクトを同じタイムラインで作業が可能になる。DaVinci Resolve 18がサポートするBlackmagic Cloudは、プロジェクトのホストおよび共有、新しいDaVinciプロキシワークフローを実現。ユーザーはBlackmagic Cloudでプロジェクトライブラリをホストし、世界中の複数のユーザーと同じタイムラインでリアルタイムで共同作業が可能になる。

■Adobe Frame.io

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Frame.ioは、メディアを非公開でアップロード、レビューし、チーム全体と共有できる映像コラボレーションツールだ。2022年4月12日にAdobe Creative Cloudサブスクリプションの一環として提供を開始した。制作進行中の作品をレビューアー(人数無制限)と共有できたり、Adobe Premiere ProとAdobe After Effectsのタイムラインを離れることなく、レビューアーからコメントや注釈をビデオのフレーム単位で直接取得できる。Frame.ioの高速ファイル転送技術により、100GBのFrame.io専用ストレージを介したメディアの高速アップロードとダウンロードが可能。最大5つのプロジェクトに他のリモートユーザーと同時に取り組むことができるようになる。

■ATOMOS Cloud Studio

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Atomos Cloud Studioは、映画撮影、ドラマ、映像コンテンツ製作者に、新しいワークフローを提供するサービスだ。Atomos Cloud Studioは、新CONNECTシリーズと連携するように設計されており、ZATO CONNECT、NINJA V、NINJA V+用のATOMOS CONNECT、またはSHOGUN CONNECTなどに対応。CONNECTデバイスとCloud Studioを使用すると、リアルタイムでコラボレーションしたり、さまざまなソーシャルプラットフォーム(Facebook Live、Twitch、YouTube、RTMP/Sサービス)にストリーミングしたり、仮想コントロールルームでマルチカメラコンテンツの制作が可能になる。

■ソニー C3 Portal

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C3 Portalは、パブリッククラウド型のパッケージソリューションのカメラ連携クラウドサービスだ。2021年11月よりスタートしたサービスだが、新たにショルダーカムコーダー3機種「PXW-Z750」、「PXW-Z450」、「PXW-X400」対応や、「PXW-Z280」、「FX9」との連携機能拡張などにより、今年のノミネート対象サービスとした。新開発のスマートフォン用アプリケーション「C3 Portal App」を使用することで、スマートフォンを経由して対応カメラがクラウドと接続可能。接続後には、収録現場で撮影されたハイレゾクリップまたはプロキシクリップの高速ファイル転送、メタデータとAIを活用した効率的なコンテンツ管理、プロキシ(低解像度)ベースでの先行編集などが可能になる。

■PRONEWS AWARD 2022 ポストプロダクション部門 ファイナリスト

  • Avid NEXIS | EDGE
  • Blackmagic Design DaVinci Resolve 18
  • Adobe Frame.io
  • ATOMOS Cloud Studio
  • ソニー C3 Portal

はたして何が受賞するのか…?いよいよ発表!

PRONEWS AWARD 2022 ポストプロダクション部門 ゴールド賞

Adobe Frame.io

受賞にあたり、アドビよりコメントをいただいた。

このたび、本AWARDを受賞させていただきありがとうございます。

2021年アドビファミリーの一員となったFrame.ioですが、2022年の4月にはAdobe Premiere Pro/Adobe After Effectsユーザーの方も追加料金なしにFrame.ioを使用いただけるようになったりと、さまざまなアップデートを遂げております。映像制作においてリモート環境でのコラボレーションやレビューの関心とニーズが高まっている中で、Frame.ioがたくさんの方に使用され、評価されたことはとても光栄です。

アドビは、「すべての人に『つくる力』を」を実現化することをミッションに掲げ、クリエイティブ領域におけるコラボレーションがますます盛んになる中、クリエイティブな人々が共同作業するだけでなく、その仕事をレビューしたり承認したりする必要のあるすべての人々が参加できる、シンプルかつ効率的な方法を提供することが不可欠だと考えFrame.ioをアドビファミリーに迎えました。そして常に世界中のユーザーの声を聞き、さらなる進化を今後も遂げていきます。

Frame.ioは、レビューなどのコラボレーションはもちろんのこと、Camera to Cloudを使用することで世界のどこにいても、カメラで撮影した映像ファイルを共同制作者に瞬時に届けることができる機能など、エディター全ての方々が安全にかつ効率的に編集できる機能が備わっておりますのでぜひ一度お試しくださいませ。

そしてFrame.ioとAdobe Creative Cloudの組み合わせで、ビデオクリエイターにわくわくするようなイノベーションを今後ももたらして参りますのでご期待ください。

PRONEWS AWARD 2022 ポストプロダクション部門 シルバー賞

Blackmagic Design DaVinci Resolve 18

ポストプロダクション部門説明画像

受賞にあたり、Blackmagic Designよりコメントをいただいた。

この度は誠にありがとうございます。

DaVinci Resolveは2022年も進化の歩みを止めることはありませんでした。18ではBlackmagic Cloudというプロジェクト共同編集の仕組みを導入し、18.1ではAIによる音声分離機能を搭載しました。そしてInter BEEでは初となるiPad版のDaVinci Resolve for iPadを展示しました。

さらにパワーアップしたDaVinci Resolveを引き続きご愛顧いただけますと幸いです。