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HS4Aキャンペーン

一般公開初日のCESの最初のKeynoteでは、CTAのCEOゲーリー・シャピロ氏が登壇し、ポストパンデミックの幕開けと共に、基本的な人権の重要性を問いかけるHS4Aキャンペーンの紹介を行った。

HS4Aとは、前例のないグローバルな課題を抱える中、「万人のためのHuman Security For All(HS4A)」キャンペーンを指しており、シャピロCEOは以下のように語っていた。

シャピロCEO:空気、水、ヘルスケアなど基本的な人権を守っていくためにこのキャンペーンにCESとして取り組んでいます。またその他AI、ロボティクス、フードテックなどで世界を良くしていく皆さんの取り組みは展示会場で見ることができると思います。

次に登壇したCTA会長のDr. Carmichael Robertsは、CESで紹介されるテクノロジーの多くは世界の問題解決のために使われており、例えば二十億人が安全な水にアクセスできない問題もスターバックスとSOURCEの取り組みなどで解決しようとしている活動を紹介していた。

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再び登壇したCTAのシャピロ氏からは、イノベーションに取り組む各国の政策を評価したイノベーションスコアカードの2023年のInnovation Championsを発表。オーストラリアや日本など20カ国が選出されていた。

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「Doing more with Less」

その後キーノートとしてJohn DeereのJohn May社長が登壇し、John Deereの歴史から以下のように語った。

May社長:以前は大きいものは良いものだという考えだったが、現在では「Doing more with Less」が重要となっています。そしてそれらはテクノロジー、インテリジェンス、サステナビリティなどが重要なファクターとなっています。今後80億人が100億人になる近未来には食糧が今よりも50%も多く必要になります。そのためにはテクノロジーの進化が必要です。

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その後登壇した技術担当者からは、アーカンソーの農家の事例が紹介され、スマホのカメラサイズで正確に雑草を発見でき、狙ったところだけに除草剤をまけるJohn Deereの自動散水トラクターが紹介されていた。

農業は我々の生活をさせる礎であり、今後の発展はテクノロジーなしでは考えられないとアピールしていた。

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日本でもドローンの利活用やトラクターなどの農作機器の自動化が進むがJohn Deereの自動化やイールドマネジメントはその規模と技術力で頭ひとつ抜けているように感じられた。

また、昨日のサムスンのカンファレンスなどでも強調されているが、サステナビリティに対して真摯に向き合い技術力を高めている企業が多くなっているように感じられたキーノートだった。さてこれから4日間の長い戦いに入るのである。