キヤノンマーケティングジャパンは2024年9月2日・9月3日の2日間、富山県民会館にて開催された「北陸放送機器展 2024」に出展。CINEMA EOS SYSTEMの新製品「EOS C400」を展示した。

EOS C400は、「EOS C500 Mark II」と「EOS C300 Mark III」の基本機能を継承、進化させながら、RFマウントを採用したデジタルシネマカメラ。6Kフルサイズセンサーを搭載し、ボケ味で印象的かつ高品位な映像を実現可能だ。

EOS C400の実機でもっとも気になったのは、リターン入力機能だ。マルチカメラ収録のライブ配信の現場で、スイッチャー側で何を撮られているのかをC400の液晶モニターで確認が可能だ。今までは別の外部モニター付けて確認するのがセオリーだったが、C400からは外部入力端子を後ろに搭載して、リターンの映像を確認可能だ。

スタジオカメラは、リターンボタン押したらリターンに変わる。そういうのがシネマカメラでできるのは大変便利だ。 2カメで回している時の生配信時にマルチのリターンをSDIに引っ張ってきておけば、パッと確認したい時に本体搭載のモニターだけ見られる。ピクチャーモニターのモニター側にだけに映すことも可能だ。

2台のカメラのインタビュー撮影する時に、もう片方の映像を見たりとかもできる。今までは別途モニターを用意しなければいけなかったシネマカメラだったが、ライブ配信により寄ってきた感じがする。

また、液晶モニターは一般的なシネマカメラは横配置だが、回転させてボディ上に配置できるもの優れていると思った。自由に角度や場所を変えられるのも便利。

C400はまさに今、必要とされている機能を詰め込んできた新フェーズのシネマカメラの登場と言った感じだ。