ATOMOSは、カメラコントロール可能な5インチモニター「SHINOBI II」、新製品LEDライト「Sun Dragon」、スマートフォン用アクセサリー「Ninja Phone」等を展示。その中でも、SHINOBI IIは際立って注目を集めていた。SHINOBI II自体は初公開というわけではなく、2024年夏に発売された製品である。

NINJAとは異なり、レコード機能は搭載されておらず、純粋な軽量外部モニターである。従来機と比較して約33%薄型化し、携帯性が大幅に向上。モニター輝度は最大1500nitに達する。そして何よりも、新たな機能としてUSB-C端子が追加され、PD駆動やUSB接続によるカメラコントロールが可能になった点が重要である。キヤノン、富士フイルム、ニコン、パナソニック、ソニーのカメラ制御に対応している点が特筆される。

実際に体験してみると、SHINOBI IIのモニター上でタッチフォーカス、シャッターリリース、カメラコントロールが可能。モニターからISO、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞り、オートフォーカスの設定も行える。

特に強調したいのは、SHINOBI IIでシャッターを切ることができる点だ。軽量かつ薄型の高輝度パネルモニターからカメラコントロールが可能なことは、想像以上に便利である。

さらに、SHINOBI IIのバッテリーを介してカメラに電源を供給することが可能。背面の大容量バッテリーを活用すれば、長時間の電源供給も実現できるだろう。

ブースでは、SHINOBI IIとミラーレスカメラを組み合わせたカメラ制御のデモコーナーが設けられている。是非とも体験してみてほしい。