イメージビジョンブースは今年も新製品が豊富だ。FALCAMブランドからは、ビッグニュースとして新しい三脚が登場した。従来からクイックロックトラベル三脚は存在したが、その大型版と小型版が新たに加わる。

しかし、それよりも大きなニュースは、Datacolorブランドの「LightColor Meter」の展示ではないだろうか。これはDatacolor本国でも2月25日に発表されたばかりの初公開となる新製品だ。

LightColor Meterは、屋外光、タングステン、LED、HMI、蛍光灯、ストロボなど、あらゆる光源の露出と色温度の両方を測定できる多機能デバイスである。色温度の測定により、ユーザーは最適な照明と露出を選択可能となる。

さらに特筆すべきは、無料のDatacolor LightColor Meterアプリ(iOS/Android)と併用することで、Bluetooth接続デバイスがデータを継続的にスマートフォンにストリーミングし、リモートでの正確な測定も可能となる。つまり、写真家や映画撮影者は、カメラから離れることなく照明と露出を容易に微調整できるようになる。加えて、複数のLightColor Meterを同期し、複数の場所から同時に読み取ることも可能である。

価格は約7万円の予定。色温度の測定が可能であることを考慮すれば、この価格は決して高額ではないだろう。これまで、露出計やカラーメーターといえばセコニックの製品が有名だが、LightColor Meterがその状況に変化をもたらし始めるかもしれない。